これで片付けられる?ぐっとくる片付けの動機とは
片付けられる人と、片付けられない人の違いは何でしょうか?
片付け方がわからない、忙しくて片付ける時間がないということもあるでしょうが、意外に動機の強さが影響しているかもしれません。そこで、片付け切ることができる動機とは何か、について考えてみました。
YouTubeをご覧いただいた方からのご質問です。
・片付けをしないといけないのがわかっていながら片付けられないのは何故ですか?
・私は片付けが苦手で、片付け始めても途中で集中力が切れてしまいます。どうしたら片付けが最後までできますか?
この記事が参考になれば幸いです。
たとえば・・・「禁煙できない」わけを考えた
世の中のほとんどの人は、「〇〇できない」「〇〇られない」という悩みを持っています。
そして、それを解決できる人もいるし、できない人もいます。
解決できるかできないかは、動機の強さと深い関係があるように思います。
私は「タバコを止められない」という悩みがありますが、一般的に禁煙の動機になりそうなものを、いくつかリストアップし考えてみます。
【動機レベル1】家族に禁煙するように言われた
【動機レベル2】タバコを吸うと体に悪いという知識はあって、漠然と禁煙した方が良いと思っている
【動機レベル3】タバコが極めて体に悪いという認識があり、禁煙の経済的メリットもわかっていて、禁煙しなければいけないと思っている
【動機レベル4】医者に「タバコを吸ってはいけない」と言われた
動機レベルの数値が大きいほど、禁煙できる可能性が高くなることがおわかりだと思います。
私は【動機レベル1】でした。片付けに例えるなら、家族に「片付けなさい」と言われるレベルで、恥ずかしい限りです。
禁煙の動機を見直す必要があります。
片付けの動機のレベル
「片付けられない」と思っている方は、動機レベルの数値を大きくできれば、片付けられる可能性が高くなるでしょう。
禁煙の例と同じように、片付けの動機をリストアップし、それぞれについて考えてみます。
【動機レベル1】家族に片付けるように言われた
親に「片付けなさい」と言われて、渋々ながらも言うことを聞くのは小学生くらいまででしょう。大人になるにつれ、家族に言われたくらいでは片付けなくなります。
もともと、本人は片付けなければいけないとは思っていないのですから、動機として一番弱いのは明らかです。
【動機レベル2】部屋がゴチャゴチャしているので、片付けた方が良いと思っている
家族に片付けるように言われたという消極的な動機とは違い、自主的な要素が含まれてきたのは、かなり前進です。
しかし、「片付けた方が良いと思う」は「禁煙した方が良いと思う」と同じで、動機としては弱めです。
【動機レベル3】片付けて、こういう生活を送りたい、というビジョンがある
片付けられたら恋人を呼びたい、好きな料理を楽しみたいなどの明確な目的があると、片付けた後のステキな暮らしを思い浮かべることで、片付け切ることができる可能性が高まります。
【動機レベル4】片付けなければいけない状況になった
例えば、次のような状況に直面すると、片付けなければいけなくなります。
・転勤や結婚のため、引っ越さなければいけない
・消防点検のため、管理会社が部屋に入りたいと言っている
・汚部屋であることが大家さんに見つかってしまった
・隣から苦情が出た
・友達や恋人が遊び来ることになった
片付けなければいけない状況は、動機の強さとしては最高です。
ぐっとくる片付けの動機とは?
動機が強ければ強いほど、成功する確率は高くなります。
それならば、片付けなければいけない状況を作ってしまえば良いわけです。
思い切って「友達や恋人が遊び来る日」を決めてしまえば、やらざるを得なくなるでしょう。
(↑スタッフの岡本君が味わい深かったので貼りました。内容には関係ありません)
そこまでやれない場合、片付けのための片付けではなく、何かを楽しむための片付けという動機を持つと良いと思います。
片付け始めて、気分がのってくるまでの時間
「片付け始めてから時間が経って、気分がのってくる事ってありますか?あれば何分ぐらいですか?」というご質問をいただきました。
宮井の回答
中野の回答
高橋の回答
竹内の回答
森の回答
不思議なことに、ベテランスタッフからは、ほぼ同じ回答が得られました。
片付け始めて、20~30分経つと気分がのってくるとのことです
あまりにも短時間で片付けをやめてしまうと、気分がのってくるまでいかない可能性があります。これは、とてももったいないことです。
時間に余裕がある時は、気分がのってくるまで、少し我慢して片付けを続けてみてはいかがでしょうか。
あなたも、「片付けハイ」を体験できるはずです!
次の記事では、片付ける意味・理由について、もう少し深く掘り下げてみました↓↓↓