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2015-10-11

新ジャンル_片付け童話(桃太郎のパロディー)

トントン風桃太郎のイラスト

こんにちは、トン十郎です。

 

今日は、桃太郎のパロディーをお届けします。

お楽しみいただけましたら、幸いです。

おばあさん、タンスを持ち帰る

しっかり者のおばあさんが、おじいさんをお姫様抱っこしているイラスト

ちょっと前のこと、名古屋市におじいさんとおばあさんが住んでいました。

 

ある日、おばあさんが堀川で洗濯をしていますと、大きなタンスが一つ、「ドンブラコ~、ドンブラコ~。」と流れて来ました。

川に置いた洗濯機で洗濯にいそしむおばあさんと、流れるタンスのイラスト

「こりゃあ、ええタンスが流れてきたがね。もうかったがね。」

えっちらおっちら、タンスを背負って家へ戻りました。

(…おばあさん、どんだけ力持ちなんだ?)

 

夕方になって、おじいさんがゲートボールから帰って来ました。

「おじいさん、見てみやぁ。川に落ちとったでかんわ。」

「ほお~、ええタンスだがね。」

と、おじいさんがタンスを眺めていると、引き出しが急にポンと開いて、

引き出しから飛び出してきた赤ちゃんと、びっくりするおじいさんおばあさんのイラスト

「おぎゃあ、おぎゃあ」

かわいらしくて賢そうな赤ちゃんが、元気よく飛び出しました。

「びっくりさせちゃいかんがね~。」

そして、かわいらしくて賢そうな子だというので、トン十郎という名をつけました。

トン十郎は、片付けや掃除が得意

優しいおじいさんとおばあさんに見守られ、トン十郎はすくすくと育ちました。

近所の子供と比べると、やたらこまかい性格で、片付けや掃除をしても、町中に一人もかなうものはいませんでした。

トン十郎が五十八になったある日、

おじいさんに「ゴミ屋敷へゴミ退治に行ってくるで。」と言いました。

「おみゃーがゴミ退治ぃ~。とろくせゃあ。」とおじいさんは言いました。

「ゴミ退治に行くなら、どえりゃあ腹すくで。弁当作るで待っとりゃあ。」

おばあさんは、えびふりゃあをこしらえました。

おばあさんお手製のえびふりゃあを手渡され、見送られるトン十郎のイラスト

トン十郎は「じゃあ、ちゃっと行ってくるで。」と元気な声を残して、出ていきました。

トン十郎、家来をゲット

トン十郎は、緑区あたりに来ました。

すると、ビルの谷間から、「ブヒ、ブヒ(だがね)」と叫びながら、トン之丞が一匹走って来ました。

 

トン十郎がふり返ると、トン之丞は軽く手を挙げて

「トン十郎さん、トン十郎さん、どこ行かっせるだね?」と尋ねました。

「ゴミ屋敷へ、ゴミ退治に行くんだがね。」

「腰に下げたのは、何だね?」

「おみゃーさん、こりゃ えびふりゃあだがね。」

えびふりゃあを見てしっぽを振って喜ぶトン之丞のイラスト

「ひとつちょー。」

「よし、よし、やるで、ついてりゃあ。」

 

と、まあこんな感じで、トン次郎とトン太も家来にしました。

トン十郎からえびふりゃあをもらって仲間になったトントンたちのイラスト

しばらく行くと、トン之丞が

「ああ、ゴミ屋敷が見えてきたがね。」と叫びながら、ドタバタ走っていきました。

トン次郎とトン太は、声をそろえて「見えてきたげな。」と叫びました。

丘の上に建っているゴミ屋敷のイラスト

ゴミ屋敷のゴミ退治

「片付けトントンで~す。ゴミ退治におじゃましました~。」と扉をノックしました。

ニコニコしているゴミ屋敷の主人のイラスト

「待ってたがねぇ。ちゃっと頼むわ」と、扉を開けながらゴミ屋敷の主が言いました。

 

扉が開いた瞬間、「ごぶれいします。」との掛け声とともに、トン十郎の主従が、勇ましくゴミ屋敷の中に攻め込んで行きました。

ゴミの大将も、大勢のゴキブリの軍勢を引き連れて、「カサ、カサ。」と叫んで、向かってきました。

ゴミの大将とゴキブリたちが、こちらに向かってくるところのイラスト

(…ゴキブリの軍勢が向かってきたら、普通は逃げます)

けれども、黒光りするばっかりで、意気地のないゴキブリどもは、トン太とトン之丞にほうきで叩かれ、降参してしまいました。

 

敵ながら勇敢に戦っていたゴミの大将も、とうとうトン十郎にゴミ袋に入れられてしまいました。

ゴミ袋に入れられてしまって、為す術がないゴミの大将のイラスト

ゴミの大将は、

「トン十郎、こっすいぞ。

と泣き言を言っていました。

トン十郎は、たくさんのゴミと不用品を残らずトラックに積んで、三人の家来と一緒に、名古屋の国に帰りました。

 

トン十郎が三人の変な家来と一緒に、ぶんどったゴミと不用品を、トラックに載せて帰って来ましたので、おじいさんとおばあさんは、大喜びしました。

「めちゃんこえらいがね!それこそ名古屋一だがね。ところで、ゴミ退治の代金はもらったんじゃろな?」とおじいさんは聞きました。

「そんなもん、あらすか。」とトン十郎は言いました。

たあけっ。」と、おばあさんは怒りました。

 

その時、トン十郎は、家来の方を向いてこう言いました。

「どうだ。ゴミ退治はおもしろかったなあ。」

トン之丞、トン次郎、トン太は、ブヒブヒ言いながら、えびふりゃあを食べていました。

 

秋晴れの空はどこまでも青く、一仕事終えたトン十郎の心は充実感で満たされていました。

(…トン十郎さん、代金は?)

 

めでたし、めでたし。

童話のパロディ:新ジャンル「片付け童話」

知らず知らずのうちに片付けが好きになる、かもしれない「片付け童話」。ぜひ、お子さまとご一緒にお楽しみください。

ゴミ屋敷退治なら、片付けトントンにおまかせください。

ゴミ屋敷の片付けビフォーアフター

 

「本物のゴミ屋敷」も、もちろんきっちり丁寧に片付けます。

ゴミ屋敷片付けサービスページ(動画・お客さまの声あり)を、ぜひご覧ください。

 


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