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2016-04-15

おばあちゃんの知恵袋ではなく、役に立たないを伝承する

娘の足にしがみついて、ずるずる引きずられるトン十郎のイラスト

 

こんにちは、トン十郎です。

 

歳を重ねるにつれ、ふと、感じることがあります。

若者に「役に立たない」とか「足手まとい」とか思われているのではないか?

 

…徐々に足腰も弱くなるし、物理的な「足手まとい」はわからないではありません。

でも、「役に立たない」は、どうなんでしょう?

「おばあちゃんの知恵袋」は、インターネットでググる世の中

昔は「老人を敬う」という価値観があり、「役に立たない」とは思われていなかったのではないかと思います。

なぜでしょう?

たぶん、「老人」が知恵や知識を次世代に伝承するという役目を担っていた、ということも大きいでしょう。

 

でも、今はインターネットでググれば簡単に解答が得られます。

私も、娘に聞かれた時、知ったかぶりをして適当に答えることがありますから、あとでインターネットで調べられて、間違っていたということもあるはず。

 

適当に答えていることを指摘されるトン十郎のイラスト

 

そんなことが続けば、親の権威は地に落ちます。

 

汗だくになるトン十郎のイラスト

 

…昔ならバレなかったのに。

知ったかぶりもできない、ひどい世の中になったものです。(^^)

 

いずれにしても、徐々に「老人」の存在価値が薄れてきてしまっている感じがします。

これは、とても残念な現象です。

「役に立たない」は、本当に役に立たないか?

【諏訪哲史さん、「スワ氏文集」を終えて】
諏訪哲史さんのコラム「スワ氏文集」が17日で終了した。(中略)ちゃんとした日本語で埋まった新聞に、「らしくない文章」を持ち込むこと。有用な情報が詰まった紙面に、読んでも役に立ちそうにないコラムを配置すること。それが、「スワ氏文集」を始める自分に課したルールだった。
「世の中の、なるべく無意味な物事を主題に選び、死力を尽くして書くべし」。恩師である種村季弘の言葉を教えに(後略)

2016年3月23日の朝日新聞 「新聞内の違和感めざした」

芥川賞作家、諏訪哲史さんの「スワ氏文集(もんじゅう)」。

おばあさんたちの名古屋弁での会話を取り上げたコラムもあって、切り取り方が秀逸で笑えるし、なぜか元気が出てきます。

 

「読んでも役に立ちそうにないコラム」が、笑顔を届けてくれます。

「老人」が伝えるべきこと、「若者」が聞くべきこと

 

「寝るだけの日を作るべし」という家訓を伝えるトン十郎のイラスト

 

「おばあちゃんの知恵」はググってもらえば結構!

 

「老人」は「若者」に、スワ氏文集に出てくるおばあさんのような力の抜き方や、人との付き合い方、大げさに言えば生きる知恵について教えたらどうでしょう。

そういうことは、生身の人間から聞いてこそ伝わるし、自殺も減るのではないかと本気で思います。

 

長く生きていれば、辛いことも楽しかったことも、たくさんあったはず。

偉い人の講演会に行かないでも、きっと身近な「老人」が知っています。

 

ただ、実の親に教えを乞うときには注意が必要です。

 

トン十郎とその母のイラスト

 

こんなことになりかねません。(^^)

 


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