実録・実家の片付け漫画①名古屋人のどえりゃあ生前整理
こんにちは、みちトンです。
この「片付けトントン」のイラストを担当しています。
先日、母方の祖母が自宅で転倒しました。
布団から起き上がろうとして、コローンといったそうです。
幸いにして怪我はありませんでしたが、83歳の一人暮らし、そろそろ危険な状態になってきたか・・・?と家族は戦々恐々。
とは言っても、特に病気もなく健康体なので、同居や施設入所にはまだまだ拒否があります。
とりあえず家の中のリスクを減らすべく、ベッドとソファを入れることになりました。
結果的に母の実家の片付け、祖母にとっての生前整理をすることになり、
家族総出でてんやわんやしたので、その記録を数回にわけてまとめます。
大変!介護ベッドとソファを置くスペースがない!!
祖母の家は、築38年、住み始めて35年のマンション。
6畳間が3つ、10畳のリビング&キッチン、バス、トイレ、洗面所、玄関からリビングを繋ぐ申し訳程度の廊下、という作り。
写真の通り、寝室は布団を敷くのがやっとのスペースしかありません。
覚悟を決めて、片付けの目的を共有する
⑴ ベッド・ソファを入れる
⑵ 安全な空間を作る
⑶ なるべく使いやすくする
⑷ 捨てられるだけ捨てる
家族間での目的の共有は必須です。
家族だから当然わかっているもの、と思っていると、いざ片付けを始めてみたら大喧嘩、なんてことになりかねません。
ばあちゃん一人暮らし中の実家を、不用品チェック!
昔から「捨てられない人」だった祖母。
いらないものの多そうな引き出しや棚をいつも見て見ぬフリをしてきましたが、
今回初めて、片付けるつもりの「不用品チェック」をやってみました。
処分予定の家具
・洋服タンス2棹
・台所用の棚1つ
・コタツ
・座イス
他の部屋に移動予定の家具
・本棚
・飾り棚(?)2つ
・洋服ダンス1棹
制限時間2時間!まずは自分たちで片付け始めてみる
北の部屋の、ごみ、台所用品、書類棚が雑然と置いてあった一角を、不用品仮置きスペースにすることにしました。
書類棚班と台所班に分かれて、いる・いらないの聞き取り&分別作業。
私と、父・トン十郎が担当します。
書類棚二つの不用品を捨てて、必要なものだけを収納し直し。
捨てられずにとっておいていた品々に、祖母は大してこだわりがない様子。
「惜しいからとっておいた」というより、「捨てるのがめんどくさいからとっていた」ようです。
明らかに使い道のなさそうなモノは、悩まず捨てていくことにしました。
一方、台所グッズ班の母と祖母は…
北の部屋の台所用棚(処分予定)の中身から、不用品を捨てます。
必要なものはキッチンに移動し、整理します。
キッチンからも不用品がざくざく出てきて、不用品だらけで混沌としている模様。
2時間片付けの成果
不用品仮置きのために作ったスペースが、早速埋まりました。
書類棚の中身は文房具やゴミ袋などの生活用品が多く、思ったより捨てられませんでしたが、台所グッズの方は食器やミキサーなど、やや大きめのモノがけっこう出たようです。
書類棚もゴミの中に埋もれていますが、捨てるわけではもちろんありません。
2時間一生懸命作業したのに、ゴミが出ただけで全然片付いた感じがせず、どっと疲れる光景です。
棚の中は、なんとなく同種のモノでまとめています。
仕切り板などを調達してきて、またそのうちきっちり整理したいと思います。
家族で実家を片付けるメリット
「捨てる」・「捨てない」の判断を、ある程度まではできる、というのは強いです。
思い出の品などは一つひとつ確認が必要になることが多いでしょうが、
家族なので、聞き取りをしているうちにだいたい傾向が掴めてきて、なんとなくいるもの・いらないものを仕分けられるようになってきます。
ある程度仕分けたあとで、「こっちは捨てていい?」なんて聞いてみるのもアリです。
家族で実家を片付けるデメリット
ご家庭によるのでしょうが、激しく怒り出す人が現れるかもしれません。
母いわく、祖母のぐちゃぐちゃなキッチンを片付けているうち、「この人のような一面が、血の繋がった自分にもあるんだ。自分もいずれこうなるんだ。」と思えてきて、どうしようもなく腹が立ってきたそうです。
家族で実家を片付けるコツ
早いうちから手をつけて、あせらずじっくりやれれば一番です。
でも、家族も仕事があったり、遠方だったりすると、なかなかそうはいきません。
業者なども上手く使いつつ、ある程度締めを決め、計画的にやることが大切だと感じました。
最終的なゴールとその期日はもちろん、この部屋はいつまでに不用品を捨てきる、この棚はいつまでに撤去する、など、細かな締め切りも大まかに決めておいて、作業に行くごとに「今日は絶対ここまでは終わらせる」と強い意志を持つ必要があるでしょう。
一つひとつ「これ、ひょっとしたらいるかも…?」なんて始めると、キリがなくなってしまいます。
まとめ(反省)
たった2時間の片付けでしたが、この日の午後はもう何もしたくないくらい、精神的に疲れてしまいました。
「あんまり進んだ感じがしない」というのが、精神的な疲労の一番の理由だと思います。
様子を見に行ったついでに、限られた時間でちょこっとやる、というスタイルでは、できる作業に限界があるのはしょうがないでしょう。
今回少しやったことで作業量が見えて計画が練りやすくなったので、
次回はキチッと戦略を持って挑みたいと思います。
【続きはこちら】実録・実家の片付け漫画
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