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2015-10-28

片付けられない夫婦と不用品の物語_名古屋の森で薪拾い

グリム兄弟の像を真似しているトン十郎のイラスト

こんにちは、トン十郎です。

 

今日は、グリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」のパロディーです。

法律は守ろうね、という教育的な話に仕上げました。

環境省推奨といっても過言ではないと、ひそかに思っています。

 

お楽しみいただけたら幸いです。

ヘンデルとグレテル

名古屋市緑区に、片付けられない夫婦がたくさんの不用品と暮らしていました。

その不用品の中には手におえない二人がいて、兄はスプレー缶のヘンデル、妹はタンスのグレテルといいました。

お腹が痛くて辛そうなヘンデルと、ヤンキー座りでタバコを吸っているグレテルのイラスト

ヘンデルはお腹にガスが溜まりやすい体質だし、グレテルは少しぐれているので夫婦に嫌われているのでした。

片付けられない夫婦の決断

ある年、それこそ、もう寝る場所がないほど不用品だらけになってしまいました。

亭主は、これからどこに寝るのかを考えると心配で心配で、おかみさんに

「不用品が多すぎて、寝るところがない。」とボヤきました。

「邪魔くさいヘンデルとグレテルをだまして森へ連れてって、置いてくるんだよ。帰り道なんか、わかりっこない。」と、おかみさんがこたえました。

悪だくみを話す夫婦のイラスト

「森の中へ捨てるなんて、俺にはできん。そんなことしたら、廃棄物処理法違反になってしまうじゃないか。」

「何言っとる。そんなこと言っとったら、何にもできんじゃあないか。」

おかみさんはそう言って、無理やり亭主に「うん」と言わせてしまいました。

 

それでも「やっぱり、廃棄物処理法違反はいかんと思う。」と、亭主はつぶやいていました。

怯える夫のイラスト

悲しむ二人の不用品

悪だくみを話す夫婦と、物陰でその話を聞いてしまったヘンデルとグレテルのイラスト

まだ眠っていなかった二人は、その話を全部聞いてしまいました。

兄のスプレー缶のヘンデルは

「プシュー、プシュー」と、泣きました。

妹のグレテルは、ぐれているけど優しい子です。

「オラオラオラッ、泣くんじゃねーよ。うっせえな!」と兄を慰めるのでした。

泣き続けるヘンデルに、強烈なキックで喝を入れるグレテルのイラスト

やがて、みんなが寝静まると、タンスのグレテルは、金目のモノをありったけ引き出しに詰め込みました。

グレテルは、寝床に戻るとヘンデルに

「ええもん、あったで~」と言うのでした。

ベッドの中のヘンデルに、引き出しの中身を見せようとしている、悪い顔のグレテルのイラスト

ヘンデルは「プシュー、プシュー」と泣くばかりでした。

二人の不用品は、やっぱり捨てられるのか?

夜があけると、二人はおかみさんにたたき起こされました。

「さっさと起きないか、怠け者。森に薪拾いに行くんだよ。」

一列になってどこかへ歩いていく、夫婦・ヘンデル・グレテルのイラスト

夫婦とヘンデル、グレテルは、そろって森へ出かけました。

歩いていく途中、タンスのグレテルは引き出しの中から例の金目のモノを、こっそり道にまいていきました。

金目のモノをこっそりと落とすグレテルのイラスト

森の真ん中の展望台まで来たとき、亭主が言いました。

「さあ、わしらは森で木を切ってくる。二人は展望台の中でおとなしく待っておいで。仕事が済んだら戻ってくるから。」と言い残して、夫婦の姿は見えなくなりました。

 

二人は、おとなしく座って待っているうちに、つい眠ってしまいました。

因果応報

後悔する夫と、怒るおかみさんのイラスト

ヘンデルとグレテルを捨てて帰る道すがら、亭主は後ろ髪をひかれる思いで、こう言いました。

「かわいそうだよ。廃棄物処理法違反だよ。」

「今さらなに言ってるんだい、バカだねえ。おまえさんも捨てられたいのかい。」と、おかみさんは冷たくこたえました。

 

しばらく森の中を歩いて行くと

「イタタタタッ」

二人とも、足の裏に何かとがったものが刺さっていました。

それは「まきびし(忍者が用いる道具のひとつ。ばらまくことで追手に怪我を負わせる)」でした。

目をこらすと、夫婦の周りは「まきびし」だらけ。

まきびしに囲まれて途方にくれる夫婦のイラスト

二人は、前にも後ろにも進めなくなってしまいました。

 

グレテルが道にまいた金目のモノとは、「まきびし」だったのです。

計画通りにことが進み、悪い顔で笑うグレテルのイラスト

ステキな案内人

グレテルが目覚めたのは、次の日のお昼頃でした。

「オラ、おい起きろって」とグレテルは、ヘンデルを起こしました。

寝ているヘンデルに、またもや強烈なキックで喝を入れるグレテルのイラスト

「プシュー、プシュー」とヘンデルは泣くばかりでした。

 

その時、金庫が木の枝にとまって「カチカチ」と歌い始めました。

ステキな歌声を披露する金庫ちゃんのイラスト

二人はその金庫のステキな歌声に聞き惚れていましたが、そのうち、金庫は羽ばたきをして飛び立って行きました。

二人は金庫の行くほうに、ついて行くことにしました。

片付けトントンの怖そうな魔女

しばらく行くと、「片付けトントン」という看板のかかった、会社の前に出ました。二人が会社のそばまで行ってみますと、この会社は不用品でできていました。

すると中から、怖そうな魔女が出てきて、二人は中に連れ込まれました。

魔女姿のトン子に、軽々持ち上げられるヘンデルとグレテルのイラスト

応接室に案内されると、魔女はお茶を出してくれました。

二人を怖がらせた魔女は、本当はハロウィンの衣装を着た事務員さんで、二人が来るのを知って待っていてくれたのでした。

「おばさん、ありがとな!」とグレテルは素直にお礼を言いました。

「プシュー、プシュー」とヘンデルは喜びました。

待っていると、現場の人が来て、優しく二人を修理してくれました。

 

その後、二人は片付けトントンで幸せに暮らしましたとさ。

お腹の調子が良くなったヘンデルと、すっかり改心したグレテルのイラスト

めでたし、めでたし。

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