金メダル、オスカー像や肩書は捨てられるか?

こんにちは、かよトンです。
私は、肩書や受賞歴をひけらかす人は大嫌い。
オリンピックで金メダルを取ったスポーツ選手に勲章を贈ったり、名誉県民として顕彰したりするのも、あまり好きではありません。
もう十分に褒めたたえられている人を、もうこれ以上持ち上げなくてもいいだろうと、ちょっと辟易としてしまいます。
アカデミー賞は、映画に携わる人々にとっては金メダルのようなもの。
受賞した人たちは、その証であるオスカー像を、ものすごく大切に保管しているに違いありません。
でも、そんな中、ちょっと変わった受賞者がいます。
オスカー像を大切にしているとは思えない人たち

どこにあるかわからなくなった人
ジェニファー・ローレンス「どこにあるかわからないの…」
ナタリー・ポートマン「あれはただの金色の人」
トイレに置き忘れた人
メリル・ストリープ
オードリー・ヘップバーン
もともと好きな女優だったメリル・ストリープがトイレに置き忘れたと知って、彼女のことが一層好きになってしまいました。
坂本龍一さんのオスカー像の取扱い方

坂本龍一さんはラストエンペラーでアカデミー賞を受賞しましたが、そのしばらく後にテレビに出演した時のこと。
彼は、レジ袋のようなビニール袋にオスカー像を入れて登場。
その上、オスカー像の台座にはサルの置物が貼りつけてありました。
確か「なんとなく合いそうだから貼り付けてみた」みたいなことをおっしゃっていました。
ステキすぎます。
本当に力のある人は、評価や地位や名誉に関係なく、淡々と良い仕事をするものだ、と思います。
イツァーク・パールマンの場合

この間、久しぶりにクラッシックの演奏会に行きました。
バイオリニストはイツァーク・パールマン。
現在、彼は70歳です。
イスラエルで生まれ、3歳でバイオリンを始め、4歳でポリオにかかり下半身が不自由となったそうです。
電動車椅子で、スイスイと高速で舞台に現れました。
イツァーク・パールマンは15回もグラミーを受賞しています。
どんな早いフレーズも寸分たがわぬ正確さで演奏し、その音色はまるで森の奥の湖のように澄み渡って深い。
心に染み入ります。
崇高すぎて、上まぶたと下まぶたが時々くっついてしまったほどです。(^^)

音楽は神からの贈り物。
賞をたくさん受賞している、ということなど低俗に思えました。
曲の合間に話す時は終始穏やかで親しみやすく、優しさにあふれていました。
音楽家としてデビューして、そして成功するまで、想像を絶する苦難と努力があったことでしょう。そして現在もなお、より高みを目指して研鑽を重ね、後進の指導にも情熱を注いでいる。
さらに、障害をもっても目標を持って努力し続ける人の励みになっている。
そういう人は、もっともっと称えられるべきなのかもしれない、と私は思うようになりました。
私の場合

己を顧みると、小学校で1週間忘れ物をしなかった時の「がんばったで賞」とか、そういう類の賞しかもらったことがありません。
賞や肩書が不用だというのは、私の単なる妬みかもしれません。
本当は他人に自慢できるような賞をもらってみたい…。(^^)
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