アンティーク雑貨と不用品のギリの関係【名古屋編】

こんにちは、トン十郎です。
今日は、アンティークマーケット吹上の3FにあるPINE & KITCHENというお店で買ってきたものをご紹介します。
アンティークからいろいろと想像を膨らませるのって、楽しいです。

許可を得て、お店の中を撮影させていただきました。
ステキな雰囲気でしょ?
約60年前のベルギーの電報です。なぜ日本に?なぜここに?

1957年12月のベルギーの電報です。
約60年前の物なのに、保存状態が良くて、とってもきれいです。
3通買いましたが、あて先はすべて同じ。
ベルギーのシネイという町に住む人に送られた、結婚のお祝いの電報です。

二頭の馬を従えた美しい女性。
馬の鞍には、かご一杯の花が乗せられています。
お祝い電報にピッタリの絵柄です。
この電報を送った人、センスいいですね!

馬に乗った郵便配達員が描かれていて、首にはホルンらしきものがぶらさがっています。
昔は、家の近くまで来たらホルンを吹いて、郵便物の到着を知らせていたようです。
それほど、郵便物は大切なものだったのでしょう。
ただ、この郵便配達員は手紙や小包をばらまいています。
それも満面の笑顔で…

陽気なのはいいけれど、ちゃんと届けようね!
1940年のフランスの雑誌
フランスの「Mon Ouvrage(私の手仕事)」という手芸雑誌です。

いまどきのオシャレな若者が、携帯を眺めているようにも見えます。

左手をよく見ると、写真の束のようなものを持っています。

1940年といえばナチス・ドイツのフランス侵攻の年。
戦地で、家族や恋人の写真でも見ているのでしょうか?

ページをめくると、目出し帽の編み方が書いてありました。
当時は、目出し帽のニーズが多かったのかな?
「目出し帽」の発祥をウィキペディアで調べてみると…
クリミア戦争中の1854年10月、イギリス軍とロシア軍が争ったバラクラヴァの戦いにおいて、寒冷な気候の戦地に出兵するイギリス兵のために妻たちが顔ごと覆う手編みのウールの帽子を持たせた。その帽子を被って戦った地名から「バラクラヴァ」と呼ばれ、世界的に広まった。
…目出し帽も戦争と関係があったのかもしれません。
他にはベストやカーディガン、子供のオモチャの編み方まで、バリエーション豊かです。
1950~60年代のProtege Cahier(ノートカバー)
フランスで小学生に配られていた販促用ノートカバーです。

パスタの店、CORBEILのコマーシャルが描かれています。
ついつい行きたくなるような、楽しいイラストです。

裏表紙には、交通標識の説明が書いてあります。
教育も忘れていません。
世の中の不用品は、本当に不用品なんだろうか?
「世の中にいらないものなんてない。使えるものが、ただ間違った場所にあるだけ。」
ーレイチェル・ボッツマン、ルー・ロジャース(シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略、NHK出版)
今日ご紹介した電報・雑誌・ノートカバーは、どれも捨ててしまっていてもおかしくないものばかりでした。
でも、思わず買ってしまった。
そして、その物が持つストーリーに惹きこまれてしまいました。
家に飾るのが楽しみです。
「世の中にいらないものなんてない。使えるものが、ただ間違った場所にあるだけ。」
という言葉は正しいのかもしれません。
アンティークマーケット吹上で、他にもこんなものを買いました
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