使っていない貸倉庫でも、当然ながら毎月の料金は発生します。
「もったいないし、片付けよう」と思い扉を開けても、物が多すぎて手が止まってしまう——。
実は、そんなお悩みを抱えている方は少なくありません。
今回は、名古屋市緑区にお住まいのお客様からご依頼いただいた、貸倉庫の不用品回収の事例をご紹介します。
お見積もりから実際のご依頼まで、なんと8か月。
悩んだ末に「やっぱりお願いしたい」と再びご連絡をくださったお客様の、勇気ある一歩を描いたストーリーです。
ご相談内容|「もう使っていないから、もったいなくて…」
最初にお電話をいただいたのは、2月のことでした。
詳しくお話を伺うと、
・倉庫はほとんど使っていない
・引っ越しの時に入れたまま今に至る
・毎月2万円の利用料がかかっている
とのことでした。
「もう使わないのは分かっているけど何が入っているのか覚えていないし、自分では片付けきれない」と大変お悩みのご様子。
この時点ではまだ詳しい状況が分からないため、実際に倉庫を拝見しながら、最適な片付け方法を一緒に検討することにしました。
現場の状況|2階倉庫での慎重な作業計画
お約束の日に伺うと、貸倉庫は2階建ての2階部分。
移動式の階段(タラップ)を使って上がるタイプで、思ったより高さがあります。

正直なところ、初めて上ったときはちょっぴり足がすくみました(笑)。
慎重に一段ずつ上がりながら、倉庫の扉を開けると──
中は約10畳ほどのスペースに、ダンボールが半分ほど積まれていました。
箱のほとんどには丁寧に中身が書かれており、確認のためにいくつか開けてみると、洋服や書籍、家電など、生活の名残を感じる品々が出てきました。
そのほか、大きな家具やマットレスもあり、これらの搬出には慎重な作業が必要です。
ざっくりと見積もって物量は約4㎥(立米)。
イメージですが、ショートトラックに載せるとこんな感じです。

この地域は、当社の一般廃棄物収集運搬許可の範囲外のため、可燃・不燃の回収は提携する許可業者に依頼する必要があります。
それも踏まえてお見積もりを提示すると、お客様は「実は他の業者にも聞いてみようと思っていて…」とのこと。
営業としては少し残念ではありましたが、相場感を知るための相見積もりはとても大切です。
8か月後の再依頼|「やっぱりお願いしたい」
それから約8か月後──
突然のお電話で「以前お願いしようと思っていた倉庫、まだ対応できますか?」とのご連絡をいただきました。
「えーっと…どんな内容だったっけ?」と一瞬頭をひねりましたが、データを確認してすぐに思い出しました。
お荷物の状態は見積もり時と変わらず、「悩んでいる間にも倉庫代だけはかかるから、思い切ってお願いすることにしました」とのこと。
作業当日の様子|暑さとの戦いとチームワーク
本日の作業は2名体制で1日作業。
まだ残暑が厳しく、日中の倉庫内はかなりの熱気でした。
そのため、まずはダンボールを外に運び出して、日陰で仕分け作業を行うことにしました。
移動式の階段は、上る人の体重によってわずかに揺れるため、重い物を運ぶときは特に慎重さが求められます。
私自身は高い場所があまり得意ではないのですが、チームで声を掛け合いながら、安全第一で進めていきました。
協力プレイで大型家具を搬出
ダンボールの搬出が終わると、次はタンスやマットレス、テーブルなどの大型家具の出番です。
どれも「よくこれを2階に入れたな…」と思うほどのサイズ感。
慎重に角度を変えながら、少しずつ階段を下ろしていきます。

作業の合間に「2階部分しか空いていなかったんですか?」とお聞きすると、「そうそう、1階はどれも埋まっていて、仕方なくここにしたんです」と笑顔でお話しくださいました。
たしかに1階ならまだしも、階段を使う倉庫は一度物を入れると気軽には開けづらいもの。
そうした“小さな不便”が積もり積もって、“大きな片付けのきっかけ”になるのだと改めて感じました。
分別と回収|効率的に、でも丁寧に
ダンボールの中には、可燃・不燃、紙・布類、金属類などさまざまな物が混在していました。
私たちはまず「回収業者が引き取るもの」と「資源として持ち帰るもの」を分け、時間を逆算しながら作業を進めました。
日陰で作業できたおかげで、思ったよりもスムーズに分別が進み、回収業者の到着前にはすべて仕分け完了。
最後は掃き掃除をして、倉庫内は見違えるほどスッキリしました。

作業内容と費用
作業人数:2名×1日
ご請求金額:84,500円(税込)
お見積り時と同じ金額で対応でき、お客様にもご納得いただけました。
「思い切ってお願いしてよかった」と笑顔でおっしゃっていたのが印象的でした。
今回の片付けで気づいたこと|“捨てる”より“決める”が大事
今回改めて感じたのは、片付けというのは「捨てること」ではなく「決めること」だということ。
使うのか、手放すのか、保管しておくのか──。
この判断を先延ばしにすると、スペースもお金も気持ちも、どんどん圧迫されていきます。
お客様も「悩んでいた時間が一番もったいなかったかも」とお話しされていました。
まさにその通りです!

片付けを始めるコツは、「全部やろうとしないこと」。
ちょっと無理かも…という不安が、無意識のうちに自身にブレーキをかけてしまいます。
まずは“ひと箱だけ”“この棚だけ”といった風に小さな目標からスタートすると、気持ちがぐっと軽くなります。
そして、どうしても手が止まってしまった時は、私たちのような業者に頼ってみるのもひとつの方法です。
まとめ|行動した人から、心も空間も軽くなる
トランクルームや貸倉庫には、ちょっとした“魔法”のような一面があります。
「とりあえず置いておこう」と思って借りたつもりが、気づけば数年経っていた──。
そんなケースは珍しくありません。
でも、いざ片付けてみると「もっと早くやればよかった」とおっしゃる方が本当に多いです。
片付けを終えることで、空間だけでなく、金銭的にも気持ちにも余裕が生まれます。

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そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
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