ご両親の引越しをきっかけに、実家の片付けを任されることになった方からご相談をいただきました。
本人の持ち物ではなく、ご家族、しかも親の物となると、
「あとで何か言われるんじゃ…」
こうした点で立ち止まってしまう方も、実際には少なくありません。
今回は、事前にご両親としっかり話し合い、状況を整理してくださっていたことで、見積もりから作業までをスムーズに進めることができました。
そのときの様子を、事例としてご紹介します。
※なお、今回の記事に掲載した写真は実際の現場ではなく、内容をイメージした生成画像を使用しています。
見積もり前に確認したこと
年末も近づいたころ、「不用品回収ならここがいいよ」と引越し屋さんに勧められたという方から、お電話をいただきました。
詳しく伺うと、本人ではなく、ご両親の引越しに伴う不用品回収をご希望とのこと。
見積もりに入る前に、まず確認したのは次の2点です。
・処分の判断を、どの程度「任されている」状況か
実家の片付けでは、作業そのものよりも、判断の重さのほうが負担になることが少なくありません。
そのため、いきなり処分内容を確認するのではなく、状況をお聞きしながら整理を進めていきました。
見積もり時の様子
お宅に到着すると、50代くらいの男性がお出迎えくださいました。
ご挨拶のあと、室内に入る前に手渡されたのは、1枚の見取り図です。

引越しで持っていく物と処分する物が、分かりやすく描かれていました。
その内容をもとに、一部屋ずつ確認をしながら見積もりを実施。
その場で「いる・いらない」の判断を求められると、どうしても焦りや不安が出てきてしまいます。

今回は、事前に整理されていたことで、物量や作業内容が把握しやすく、判断を急がずに進めていくことができました。
作業内容を決める際の確認ポイント
大型家具の中には、そのままでは運び出せない物もあり、
・何人で対応するか
・どれくらいの時間がかかるか
こうした点を、ひとつずつ整理していきました。
マンションの場合は、さらに確認しておきたい点も出てきます。
・エントランスまでの動線
・トラックの停車位置
・車両サイズの制限
今回は、建物周辺の道幅の関係で、大きなトラック(3トン車)は使用できない状況でした。
物量的にも1日で終えるのは少し難しそうだったため、無理に詰め込むのではなく、2日間での作業をご提案。
あわせて、買取できそうな物の確認も含め、この日は見積もりを持ち帰ることにしました。
後日、あらためて見積もりと作業の進め方をご説明し、「これでお願いします」と正式にご依頼をいただきました。
作業当日の様子
今回のお宅は、8階建てマンションの一室。
エレベーターは1基のみで、扉の閉まるスピードが早いタイプのため、大型家具を搬出するときは特に注意が必要でした。
共用部の状況や、他の住民さんの動きも確認しながら、無理のないタイミングを選んで作業を進めていきました。
家具は重厚感のある物が多く、中には規格外のサイズも。そのまま運び出せる物と解体が必要な物を切り分けて対応しました。
婚礼タンスは止めネジを外し、パーツに分けても重さがあるため、建物などにぶつけないよう注意しながら搬出。
ところが、1階のエントランス前には階段があり、台車は途中までしか使えません。

足元にも注意しつつ、声を掛け合いながら慎重に運び出しました。
1日目は、そのまま運び出せるものをどんどん積み込み、処分場へ2回運搬。
2日目は解体が必要なものを中心に作業を進め、余裕をもって終えることができました。
作業を終えて
作業終了後、ご依頼主さまは笑顔で、何度も頭を下げられていました。
そうした言葉をいただき、
見取り図のご準備や、やり取りがとてもスムーズだったことへのお礼を伝え、お宅をあとにしました。
今回の作業内容まとめ
作業日数:2日間
作業人工
・1日目:2名 × 半日
・2日目:3名 × 半日
処分量
・1日目:可燃・不燃あわせて約700kg
・2日目:可燃・不燃あわせて約360kg
買取金額(お値引き):19,000円
2020年式のエアコン×1台
ご請求金額:170,750円(税込)
※マンション構造、動線、車両制限、大型家具の解体作業などを考慮した内容です。
実家の片付けを任されたときこそ
実家の片付けを任された場合、何を処分するかよりも先に、ご両親とどこまで話し合いができているかを整理しておくことが大切になります。
今回の事例では、事前の話し合いが進んでいたことで、判断に追われることなく、落ち着いて作業を進めることができました。
そして、こうした話し合いができるかどうかは、日頃からの距離感も大きく関わってきます。
遠く離れて暮らしている場合であっても、今はLINEなどで気軽に連絡を取れる時代ですし、
そんな一歩から始めてみるのも、ひとつの方法かもしれません。
「まだなにも決まっていなくて…」
そんな段階でのご相談でも、どうぞご安心ください。
まずは状況を整理するところから、無理のないペースで進めていきましょう。




