「以前お見積もりいただいた件なのですが――」
電話口のその一言で、1年前の記憶がよみがえりました。
物置の不用品を何とかしたい、とご連絡をいただいた方でした。
当時、概算をお伝えすると「少し考えます」とのこと。その後、連絡はありませんでした。
ご縁がなかったのかな、と思いながら、記憶の端に追いやっていました。
もしかしたらお客様のほうでは、この1年、その物置を見るたびに「いつか片付けなきゃ」と思っていたのかもしれません。
でも、片付けなきゃと思いながら、動けない。その気持ち、私にはよくわかります。
それが——1年後に、また連絡をくださった。
最初に話しただけの業者に、1年後また電話をする人がどれだけいるでしょうか。
私なら、たぶん一から探し直します。それなのに、覚えていてくれた。
ありがたい。絶対にきっちり終わらせよう。
そう思って向かった現場で——
私は、盛大にやらかしました。
現場を見て、ミスったと悟りました
お聞きしていた物量は、大きなものが5点とダンボール20箱ほど。
頭の中で段取りを組んでいました。出して、確認して、分別して——
2人で半日あれば終わる。そう判断して、小さめのトラックで向かいました。
案内された「物置」は、ガレージでした。
思わずスタッフと目が合う。想定の2〜3倍の広さでした。
何も言わなかったけれど、お互いわかっていました。
今日、長いぞ。
気温28℃。日陰はほとんどありません。「20箱ほど」は数として正確でした。
ただ、箱を開けるたびに話が変わりました。五月人形が入っていた大きな箱ひとつに、紙、布、プラスチック、金属、細かい飾り物。
分別を1時間ほどしただけで、庭が荷物で埋まりました。
90Lのゴミ袋が最終的に40袋以上。分別だけで3時間。
トラックに1回では積みきれず3往復。
作業が終わったのは、6時間半後のことでした。
作業データ
作業実績:2名 × 6.5時間
処分量:可燃340kg・不燃90kg・紙類100kg・金属類50kg
ご請求:58,850円(税込)
※今回は、当時お伝えした内容とこちらの確認不足をふまえ、当初の金額のまま対応しました。実際の料金は、物量・分別量・搬出条件などにより変わります。
今回は、完全に私の判断ミスでした
お客様は正確に教えてくださっていました。
「大きいものが5点と、ダンボール20箱ほど」と。
現地を、自分の目で見なかった。それだけです。
片付けが終わったとき、お客様が言ってくださいました。
「スッキリした!」
正直に言えば、今回は採算だけで考えれば厳しい現場でした。
炎天下に近いガレージ作業は、想像以上に体力を削られました。
でも、それ以上に「1年越しにもう一度声をかけてくださったこと」に応えたい気持ちがありました。
お客様の一言で、6時間半が報われた気がしました。
物置の片付けは、箱の数より中身が決める
片付けの量は、箱の数だけではなかなか判断できません。
今回も「ダンボール20箱ほど」という数は正確でした。
ただ、その中身を開けてみると、紙、布、プラスチック、金属、細かい飾り物など、分別に時間がかかるものがたくさん入っていました。
これを一番知っていたはずの私が、現地確認を省いた。今回の失敗は、そこに尽きます。
「どのくらいかかるか不安」という方は、まず写真だけ送ってみてください。
全体・箱の大きさ・入口まわり・中身の一部、この4枚があれば概算をお出しできます。
もちろん現地確認も、無料で行っています。
※掲載している画像は、実際の現場写真ではなく、記事内容をもとに作成したイメージ画像です。





