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2018-10-26

捨てる基準・捨てる勇気と生き方について考えた

ゴミ屋敷や汚部屋の片付けの仕事をしていると、毎日、たくさんのモノを捨てなければいけません。すると、ついつい「捨てる」ことの意味を考えてしまいます。

今回は、「捨てる基準・捨てる勇気と生き方」という、恐れ多いテーマで書いてみました。

ゴミ屋敷を片付けている写真

1、人生は、捨てる決断の連続

ここでは、捨てるものを「モノ」に限らず、「コト」にまで範囲を広げて考えてみます。

例えば、朝起きてすぐ会社に行くかどうか考えます。疲れが取れないし、1日中寝て過ごしたい。でも、仕事が溜まっているし、やっぱり会社に行くことにします。なんとか頑張って仕事して、昼食に何を食べるか考えます。牛丼もいいけど、カレーもいいな。う〜ん、迷っちゃうな…などと考えた結果、ラーメンを食べます。

ラーメンを食べている写真

この一連の行動は、一般的には何かを選択するということですが、言い方を変えれば、捨てるコトを決める、とも言えると思います。

まず、1日中寝るコト、牛丼やカレーを食べるコトを捨てる選択をしたということです。

人間は起きてから寝るまでに、いったい、いくつのコトを捨てているのでしょう。その上、後で「ああすれば良かった」「こうすれば良かった」と後悔するなんて…。

もう、疲れ果ててしまいそうです。

2、シンプルな「捨てる基準」を持つ

モノを捨てる動物って、人間以外にいるのでしょうか?

ライオンが、食べ終わった動物の太い骨を要らなくなったから捨てる、という解釈はできるでしょう。その場合、捨てるか捨てないかの判断基準って、とってもシンプルです。もう、食べられるところはないのですから…。

ライオンの写真

「思い出の品だから取っておこう」と思うライオンは、たぶんいないはずです。

そうしてみると、人間の「捨てる基準」って、とても複雑です。

通帳やキャッシュカードのような大切なモノがあったり、写真や手紙などの思い出のモノがあったり、洋服などのまだ使えるモノがあったりで、判断に迷うのも当然です。

捨てる「モノ」にしろ「コト」にしろ、もっとシンプルな判断基準を持てたら、生きるのがラクになるのではないか、と思うほどです。

3、シンプルな「捨てる基準」には、勇気が必要

いつまでも食べ終わった動物の骨をくわえていたら、次の獲物を手に入れることができません。

例えば、あなたが成功したいと思うのなら、「遊びに行こう」と誘われても、時には断る勇気を持たなければいけないでしょう。

断っている写真

何かを達成したいと思うのなら、もう一度、その最終目標の本気度を考えてみる必要があります。本気ならば、捨てる勇気を持たなければいけない時があるはずです。

大げさに言えば、「捨てる基準」は「生き方」でもある、と言えるのではないでしょうか。

4、モノを「捨てる基準」

一番わかりやすいのは、モノを「捨てる基準」です。

例えば、あなたが「汚部屋を脱出したい」と思ったとします。片付けを始めた時、どんな心の動きが起こるか想像してみましょう。

・これは何年も使っていないけど、いつか使うかもしれない

・この服は高かったから、売れるかもしれない

・来客が大勢来た時のために、今ある食器は処分できない

…などなど、様々な思惑が頭の中を駆け巡るはずです。とても複雑な判断が必要になってきそうですね。

汚部屋の写真

でも、思い出してください。最終目標は汚部屋脱出です。それが最重要課題だと思うのであれば、「捨てる基準」は、できる限りシンプルに多くのモノを処分する、ということになります。

・「いつか使うかもしれない」モノは、基本的に捨てなければ、モノを減らすことはできません。

・「売れるかもしれない」と考えるのであれば、さっさと売りに行きましょう。それができないなら、シンプルにリサイクルに回す、捨てるなどの行動を取らないと、モノは減らせません。

今まで捨てられなくて、汚部屋になってしまったのです。

目標を達成するには、シンプルに勇気を持って捨てる必要があるでしょう。

5、捨てるか捨てないかは、お客さまの生き方でもある

今までお話してきたように、「捨てる基準」は生き方を反映していると思います。

モノの多すぎるお宅を片付ける時には、「もう少し処分した方が良いと思います」などとアドバイスさせていただくことも多いのですが、当然、それはお客さまがお決めになることです。

汚部屋を片付けている写真

私たちは、「あまりモノを捨てない」という選択が、必ずしも間違っているわけではない、ということを意識して仕事しなければならない、と思っています。

あまりモノを捨てなくても、ステキな仕上がりにできる技術を磨かなければいけません。

 


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