片付けなければという気持ちになれたのは、大きな前進です。今すぐに片付け始めていただきたいところですが、挫折しないためには、片付けのきっかけを整理することが大切です。
さあ、片付けのきっかけを見つめ直して、汚部屋を卒業しましょう。
決断のきっかけは、汚部屋のデメリットの中に潜んでいると思います。
そこで、汚部屋のデメリットをリストアップしますから、あなたが片付けを決断する「きっかけ」になるものはないか、真剣に考えてみてください。
デメリット1【悪臭、害虫の発生】
生ゴミを放置すると、悪臭だけでなく、ゴキブリ・ハエ・ウジ・ダニなども発生し、ネズミも繁殖します。ゴキブリは大腸菌などを保有していることもありますし、ネズミやダニの糞は喘息やアレルギーの原因にもなります。
人体に悪影響があるのは、間違いありません。あなただけでなく、お子さんの健康にも問題が出る可能性があります。
また、すでにご近所にも迷惑をかけてしまっているかもしれません。大きな問題に発展してしまってからでは、さらに対応が難しくなります。
デメリット2【カビの発生】
人に汚部屋を見られるのが嫌なので、窓・カーテンやシャッターを締め切り、外から見えないようにしてしまいがちです。その結果、換気が不十分になり、カビが発生しやすくなります。
カビも深刻な病気を引き起こす原因になり得ます。たかがカビで済ますことができる問題ではありません。ネットで調べ、この問題をしっかり理解しておきましょう。
デメリット3【建物・部屋への影響】
湿気や腐敗したモノ、大量のゴミなどを長年にわたり放置すると、床や壁に深刻な被害を与えてしまうことがあります。
時間が経てば経つほど、悪化します。なるべく早く片付けることが、最も経済的な方法です。
デメリット4【探し物が見つからない】
日用品どころか、健康保険証や通帳、印鑑など、大切なモノもどこにあるのかわからなくなってしまい、しょっちゅう探し物をしている。
探し物をしている時間は、無駄そのものです。それに、探し物をしている時、あなたはとてもイライラしているはずです。
そういった無駄な時間がどのくらいあるか、日々の行動を振り返ってみてください。
デメリット5【無駄な買い物が増える】
これは、探し物が見つからないことと関係しています。どこにあるのかわからないから、とりあえず買う、ということを繰り返してしまいます。お部屋の状態が酷くなればなるほど、この傾向は加速します。
家にあるはずのモノ、必要のないモノを買ってしまう頻度を思い出し、どれだけ無駄な買い物をしているか、再確認しましょう。
デメリット6【くつろげない】
くつろぐスペースや寝るスペースがないと、疲れが取れません。
また、団らんのスペースがなくなると、家族間のコミュニケーションが減ってしまいます。
疲れが取れないと、何事にもやる気が起きません。ご家族の様子はいかがですか?
デメリット7【家に人を招くことができない】
あまりにもお部屋が汚いと、友人を招くことができません。また、急な来客があると焦ってしまいます。
友人に遊びに来てもらえないことや、宅配便が来るだけでもドキドキしたりすることなどが、ストレスになっていませんか?
デメリット8【危険】
ゴミやモノで床が見えないと、足元が不安定なため、転んでケガをしてしまうかもしれません。何か尖ったものが落ちていると、さらに危険です。
小さなお子さんやご高齢の方がいらっしゃる場合は、特に注意が必要です。
デメリット9【教育に悪影響】
あなたのお部屋が汚れていれば、お子さんのお部屋も同じ状態であることが一般的です。
あなたが片付けないのに、お子さんが片付けるようになるでしょうか?
お子さんと一緒に片付けをすることで、片付けの習慣をつけてあげたいですね。
片付けることで、デメリットがメリットに
デメリットばかりを考えていると、気分が落ち込みそうですね。
しかし、片付ければ、すべてがメリットに変わります。たくさんあるデメリットが全部解決します。
それって、すごいことだと思いませんか?
「汚部屋を片付ける」という一つの行為が、あなたの生活を一変させるのです。
ポジティブに考え、挑戦してみてはいかがでしょうか。
ご家族を説得し、一緒に片付ける
ご家族で暮らしている場合は、人数分だけ散らかっているため、片付け切るには、一人暮らしの場合よりも時間が必要です。それに、何年もかけて汚部屋になったのですから、ある期間は我慢して片付けなければいけません。
しかし、片付けを続けていくうちに、お部屋が徐々にキレイになり、喜びを感じる日がきっと来ることでしょう。
片付けなければ、という気持ちになったのです。その気持ちを大切にしましょう。
片付けは、一人よりも、なるべく大勢でするほうがいいに決まっています。しかし、ご家族に汚部屋でも全然平気な方がいらっしゃる場合は、とても難しいかもしれません。
そんな時、旦那さんが非協力的ならばお子さんを味方にする、ご両親が非協力的ならば、お孫さんに言ってもらうなどは、有効な対抗策になるかもしれません。
この記事が、汚部屋の片付けを決断するきっかけになれば、嬉しく思います。
片付けトントンは、ゴミ屋敷・汚部屋の片付けを承っています。自力で片付けるのが難しい場合は、お気軽にお問い合わせください。サービスエリアは愛知県内(一部地域を除く)です。
詳細は、ゴミ屋敷・汚部屋片付けページをご覧ください。