忙しすぎたり、生活が不規則だったりすると、つい片付けを先延ばしにしてしまいがちです。家族がいれば、誰かがカバーしてくれるかもしれませんが、一人暮らしの場合は、自分が片付けない限り、誰もやってくれません。
この記事では、「いつのまにか汚い部屋になってしまっていた」ということにならないために、最低限注意すべきポイントをお話します。
汚部屋化の兆候
汚部屋になってしまうと本当に大変ですから、なんとか未然に防ぎたいものです。
まずは、汚部屋になってしまいそうな兆候をまとめてみました。
- しばらくゴミ出しをしていない。
- 洗濯物を干す場所が不足している。
- しばらく洗濯をしていない。
- 郵便物は、ほとんど開封していない。
- 探し物をしていることが多い。
- 床に物が散乱し始めた。
- 空ダンボールを畳むのが面倒なので、ほったらかしにしている。
- 部屋がゴチャゴチャしてきたので、最近はカーテンを開けないようにしている。
…こんな兆候がでてきたら、黄信号です。
早急に改善するよう、おすすめします。
ゴミ出しの基本
汚部屋にしないためには、きちんとゴミ出しをすることが最重要ポイントです。
ゴミ出しを習慣にする方法を探ってみます。
(注:「ゴミ出し」には、ビン・缶・ペットボトル・新聞紙・古着などの資源、その他の不用品を含むこととします。)
適切な容量、適切な数のゴミ箱を用意する
汚部屋の片付けをさせていただくと、ゴミ箱が少なすぎることに気がつきます。場合によっては、一つもないということさえあります。
いったいどうしていたのかというと、最初のうちは、直接、裸のゴミ袋に入れていたのでしょう。
効率的といえば効率的ですが、美観にかなり問題があります。
ゴミを見続けると、知らず知らずのうちに慣れてきます。捨てそびれたゴミ、段ボールや雑誌があちこちに散乱していても、徐々に平気になっていくでしょう。
ゴミ箱は、市町村の分別ルールの種類ごとに用意すると良いと思います。
お部屋の広さも考えながら、ゴミ箱は大きすぎず、小さすぎず、適切なサイズのものを揃えましょう。ダンボールだけは、収納容器を用意する必要はありません。
少しはデザインにもこだわれば、満点です。
ゴミ分別は、その日のうちに
ゴミが分別しやすい仕組み、つまり、適正な数のゴミ箱が用意できていれば、ゴミ分別にかかる時間は毎日5分もあれば十分です。
今日出たゴミは、今日のうちに分別しておくことが大切です。
ゴミ出しは確実に
「仕事が忙しくてゴミ出しができない」という声もよく聞きます。ゴミを出すのも億劫になるほど疲れているのは、本当にお気の毒です。
しかし、ゴミをためすぎると、簡単には片付けられなくなります。
業者に頼むと、それなりに高い費用が必要になるでしょう。
マメにゴミ出しをすることが、最も大変ではない方法なのです。
収納の基本
次は収納の基本をマスターしましょう。
ゴミ出しも収納も、両方できるようになれば、汚部屋になることはありません。
収納場所を確保すると同時に、物の定位置を決める
収納場所がどれだけ必要かは、ライフスタイルによって大きく変わります。
ミニマリストなら、備え付けの収納だけで十分かもしれません。また、一人暮らしのアパート住まいなら、たくさんの収納家具を買っても部屋に収まりません。
生活に必要な物の量、種類を想定した上で、お部屋の広さ、生活のしやすさのバランスをとって収納家具・用品を揃えます。
収納場所の確保には、当然、物の定位置を決めるということが含まれます。何をしまうのかわからないのに、収納家具・用品を買うべきではありません。
また、収納は、物を詰め込むだけではいけません。取り出しやすさも、よく考えましょう。
収納が少なすぎる状態で生活を続けると、汚部屋になりやすくなります。自分の思うより、ちょっと収納が少ないくらいでスタートし、どうしても必要ならば買い足せば良いと思います。
「出したらしまう」を厳格に守る
物の定位置が決まったら、あとは「出したらしまう」を守るだけです。
「それができないんだよね」という声が聞こえてきそうですが、何事も習慣です。つらいと思うのは、最初だけです。
収納も、マメさが大切です。
収納をマメにすることで、探し物をする時間が減り、無駄な買い物も防ぐことができます。
それに、何よりもお部屋が癒しの空間になります。
収納場所がいっぱいになったら
収納場所がいっぱいになったら、物が多すぎないか、慎重にチェックしてください。
あまり考えないで収納家具・用品を買うのは、要注意です。
まず、無駄な物を減らすことを優先しましょう。
まとめ
ゴミ出しと収納ができれば、当然、汚部屋にはなりません。それを習慣にできるように、努力してみてください。
つらいと思うのは、最初のうちだけです。
片付けトントンは、ゴミ屋敷・汚部屋の片付けを承っています。自力で片付けるのが難しい場合は、お気軽にお問い合わせください。サービスエリアは愛知県内(一部地域を除く)です。
詳細は、ゴミ屋敷・汚部屋片付けページをご覧ください。