ある日のこと、古い知人からの着信が…かれこれ5~6年振りでしょうか。
ん?急にどうしたんだろう?
不思議に思いつつも、ひとまず出てみました。
「高橋さん、ご無沙汰しています。ちょっと片付けをお願いしたくて」
どうやら施設入所したお祖母様の家を退去するために片付け始めたところ難航してしまい、私のことを思い出して連絡をくださったのだそうです。
とっても嬉しいお話ですが、実は今…片付けの真っ最中なんです(汗)
終わってからすぐに伺うお約束をして、いったん電話を切りました。
・・・
作業が終わり次第で向かい、到着すると辺りはすっかり薄暗くなっていました。
「こんな時間にわざわざすみません」
むしろこちらの都合で遅くなったので申し訳ない限りです…
ご依頼主様とは、むかし仕事でご一緒したことがあり久しぶりの再会で昔話に花が咲きましたが、我に返ってお宅を拝見します。
おっとっと、見積もりに来たんだった(笑)
間取りは3DK。納戸と倉庫もありますが比較的こざっぱりとしているので、実家の片付けとしては軽めの印象です。
「一か月ほど母が片付けていたんですけど、月をまたぐと家賃もかかるので自分達で何とかするか業者に任せるのかで迷っちゃって…」
たしかに、ところどころ引き出しが空っぽになっていたり、部屋の隅には可燃や衣類を詰めた袋がありました。
私の立場上…『家賃分を片付け費用に充てるプラン』推しですが、それを抜きにしてもご自身達だけで家具などの大きなモノを処分するのはなかなか大変だと思います。
現状のお見積もりは¥118,800。ただし、細かい分別をやっていただければ少しお値打ちになる旨をご説明しました。
「いったん家族と相談します」
即決いただけませんでしたが、前向きに検討してくださるとのこと。この日はこれでお宅を後にしました。
・・・
2日後、お電話がありました。
「片付けお願いします。和室は少しまとめてみたので、作業してもらって金額が変わるなら嬉しいです」
ご成約ありがとうございます!
あとはうまいこと日程調整ができるかどうか…年末なので、車両も人も既にカツカツです。
「鍵を預けておくので、そちらの都合のいい時にやってもらえれば」
大変恐縮です。少しでもお値打ちになるよう頑張って早く終わらせます!