生前整理_東浦町大きなお屋敷

4月の初めごろ、懇意にしている会社さんからお客さまをご紹介いただきました。

「岡本くん、家の片付けで困ってる人がいるんだけど一度連絡してもらえんかな?」

ありがとうございます。すぐ電話します!

早速、お客さまに連絡をして見積もり日を調整しました。

・・・

当日、いつもよりプレッシャーを感じながらお宅に向かいます。

なぜなら、今回はご紹介案件です。成約出来なかったらどうしよう…みたいな事もつい考えてしまうわけですが、そんな時は深呼吸。

ス~ッ ハ~ッ…

リラックスしてポジティブ思考で挑みます!

・・・

到着すると、500坪はあるのではないかという大きなお屋敷です。

インターホンを鳴らすと、ご主人さまがお出迎え。

『どこからにしようかね~』

そう言って、まずは倉庫から案内してくださいました。

(倉庫?2世帯ぐらい楽に住めそうな広さですけど…)

階段で2階に上り、処分する物を教えていただきます。

『こっからここまでは全部いらないから』

 

すると、後からやってきた奥さまのストップがかかりました。

 

『見れてないのもあるから全部じゃない』

 

(これは完全に荒れるパターン…)

 

『じゃぁ、チェックしながら片付ければいいだろう?』

 

『娘たちの物もあるで勝手に触っちゃいかん!』

 

どうやら、これまでに大がかりな片付けは一度もやったことがないとのこと。

 

これだけ広い敷地だと場所はいくらでもあるので、とりあえず取っておけば…という気持ちになるのも分からなくもないです。

 

・・・

 

ひとまずこの空気を変えようと、他の場所も見せていただくことにしました。

 

しかし、母屋に行っても離れに行っても同じようなやり取りが…

 

(このままではマズイ…)

 

双方が納得しないと片付け始めても進まないのは目に見えています。どのみち1日でやれる量ではないので、一つご提案をしてみました。

 

とりあえず最大値の見積もりを出すので、1か月くらいかけて必要な物をチェックされてはどうでしょうか?もちろん量が減った分は見積もりから下がりますので。

 

『じゃあ、とりあえず見積もりをいただこうかしら』

 

物量がかなり多かったので、会社に戻ってしっかり計算してからご郵送させていただくことにしました。

 

もう…見積もりミスはいたしません(笑)

 

・・・

 

3週間ほど経って、ご主人さまから連絡がありました。

 

『作業をお願いしたいんやけど、いつぐらいにやれるかね?』

 

ご成約ありがとうございます!

 

であれば…明後日ひとまず1日やってみましょうか?その時に判断が付かなかった物は、次回(1か月後ぐらい)までに処分するかどうかを決めておいてくだされば大丈夫ですから。

 

『じゃぁ、それでよろしく!

 

かしこまりました!当日は、私も参加するのでよろしくお願いします!

作業1日目

本日の出動は、4名です。

 

まずは大きな倉庫からやっつけていく作戦でスタートしました…が、見積もりの時と同じく、さっそくご夫婦で意見が分かれます。

 

とりあえず、おふたりが必要ないと言われた物だけをどんどん分別・袋詰めしていきました。

 

進めていくと買取が出来そうな物もあったので、処分ではなくリユースをご提案。

 

すると…

 

『こういうのはどうかね?』

 

誰かが使ってくれるんだったら手放しても良いと、一旦保留にした物の中からも持ってきて聞いてくださるようになりました。

 

最終的に物がなくなるという結果が同じなら、処分費としてお金を払うよりも売却でお金が入ってくる方がいいに決まってますよね!

 

私がマンツーマンでその対応をしている間、ほかのメンバー達だけでどんどん運び出し&トラックに積込み。

 

倉庫内の物が一通り片付いたところ(保留品は次回までに判断)で再びトラックの荷台がいっぱになり、1日目は終了です。

 

次回、すぐに取り掛かれるよう離れと母屋をチェックさせてもらい、この日はお宅を後にしました。

 

1日目の排出量:可燃・不燃930kg、紙類130kg

作業2日目

2回目の作業は、前回から3週間ほど空きました。

 

この日の出動も4名で、段取り通りに離れからスタートします。

大物のタンスやソファーから順に全員で運び出し、1時間でトラックが満タン→処分場へと向かいました。

 

続いて、倉庫の保留品の中から処分することになった物を分別・袋詰め。

 

あとは取っておく物だけになったところで、午前が終了しました。

 

・・・

 

午後は、離れと母屋の2手に別れます。

 

こちらも要不要がはっきりしたところから順に、どんどん手を付けていきました。

 

トラック1台分の分別・袋詰めが済んだところで、積込み→処分場へと運搬。

 

正直なところ4日はかかる読みでしたが、あと1日もあれば終わりそうな進捗状況…もうひと踏ん張りです!

 

2日目の排出量:可燃・不燃810kg、紙類250kg、布類70kg

作業3日目

3日目の出動は、1名減の3名です。

 

前回の続きで、母屋を中心に作業を進めていきました。

一番奥のタンスが要らないと言われましたが、手前にもたくさんの物があるので、まずはそれからやっつけていきます。

 

進めていくと、なにやら格式高そうな箱に入ったこけしを発見!もしや高額品かも!?

自分の直感を信じ、馴染みのある骨董屋さんに連絡してみると…

 

卯三郎さん作の麗香というこけしで、高額ではないが一応お値段は付くとのこと。

 

奥さまにお伝えすると、売却せずに残しておくことになりました。

 

直感は冴えませんでしたが、やっぱりこのドキドキ感が片付けの醍醐味と言っても過言ではありません♪

 

気を取り直してどんどん分別・袋詰めをしていき、ようやくタンスが出せる状態になりました。

 

お次は、押し入れです。全部で8個あった衣装ケースの中身は、ほとんどが着物と端切れでした。

 

『こんなん、もう全部いらん!』

 

『端切れは使い道あるし、着物は貰ってくれる人に配る』

 

『こんなたくさんの着物どうやって運ぶだ!おれは手伝わんぞ!』

 

『自分でやるから大丈夫です。綺麗なのもあるからもったいない』

 

正直なところ、量が量なだけに配るのも大変そうです。ここで、再びご提案…

 

着物専門の買取屋さんを知っているので、どれくらいで売れるか一度聞いてみましょうか?仮にお値段がつかなくても回収はしてくれるので、きっと欲しい人の手に渡りますよ。

 

『それだったら一度聞いてもらおうかね』

 

結果は…残念ながら雀の涙ほどの金額にしかなりませんでした。

 

しかし、誰かに譲るという点で奥さまとしてはスッキリされたようで、すべて引き取ってもらうことになりました。

 

・・・

 

すべての片付けが終わり、作業終了のご挨拶に伺いました。

 

『たくさんあったから申し訳なかったね!』

 

『いろいろ動いてくれてありがとう!』

 

今回の買取金額は、約27万円(トラック2車分)。おまけに処分量が減ったことで作業日数も減り、買取金額とは別で見積もりから20万円ほどお下げすることが出来ました。

 

すべてが希望通りではなかったかもしれませんが、ご主人さまと奥さまの満面の笑顔に少しはお役に立てたのかな?と…

 

ご夫婦で意見が食い違うことは、ホントにあるあるです。その時々で正解は異なりますが、双方が少しでも納得できる形をご提案していけたらと思っています。

 

この度は片付けトントンにご用命いただき、ありがとうございました!

 

総排出量:可燃・不燃2,410kg、紙類440kg、布類130kg、金属類50kg ご請求金額:487,300円(税込)

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