見積もりを作成していると、フリーダイヤルに電話がかかってきました。
はい、片付けトントンの岡本です。
「家具の回収をお願いしたいんですが」
アイテムを伺うと、婚礼ダンス×2、和ダンス、サイドボードの4点。いずれも普通車では大き過ぎて載らない、又はシートなどが傷つくから載せたいと思わない物たちです。
(う~ん、4点だけだとちょっぴり割高になっちゃうなぁ…)
数点であっても人が動くワケですから、2人分の人件費+処分費+車両費で、そこそこの金額になってしまいます。
その旨をお伝えすると…
「たしかに安くはないけど自分たちじゃできないし、シルバーさんとそこまで金額も変わらないから…」
どうやら、こちらにかける前にシルバー人材センターさんにも問い合わせをしたそうで、軽トラだから1回じゃ積み切らない量だね~と言われてしまったとのこと。
「主人と相談してまた連絡します」
前向きに検討してくださるようで、一旦電話を切って連絡をお待ちすることに。
・・・
夕方頃、先ほどのお客様から折り返しがありました。
「やっぱりお願いします」
ありがとうございます。お値段以上と思っていただけるよう頑張ります!
本日の出動は、この地域の資源回収をしているベテランドライバーの安永と、わたくし岡本の2人。
出発前、印刷した地図をドライバーに見せると…
『あぁ、このマンションね。はい、オッケー』
ナビも不要とは…さすがはこの町のエキスパート!
迷うこともなく目的地に到着すると、お聞きしていた駐車スペースには既に2台の車両が停まっていました。
私たちのトラックもギリギリ停めれますが、先に駐車していた2台の車両が出る際にちょっぴり邪魔になってしまいます。
お客様に連絡して事情を説明すると…
「隣のうちがリフォーム工事をしてるから、そこの人かも?ちょっと聞いてみますね」
お手数をおかけします…
しばらくして業者さんが降りてみえて、夕方までは動かさないから停めといてもOKとのこと。
私たちの作業は1時間ほどで終わるので、お言葉に甘えさせていただきました。
・・・
今回、電話のみでご成約となったため、ひとまず回収物と運び出しルートの確認を行います。
4点とも大きめですが、婚礼ダンス以外は解体せずにいけそうです。なので、和ダンスとサイドボードから先にやっつけてしまいます。
声を掛け合いながら慎重に外まで運び出し、持ってきた台車に載っけてトラックまでは1人で運びます。
その間に、もう1人が婚礼ダンスを解体して作業時間短縮。2点運んでいる間にどんどん解体が進み、戻ってくると運ぶ物が準備されている…非常に良いペースです!
解体して軽くなったとはいえ、婚礼ダンスは安全のために2人で運びます。
すべて積み終えたので、完了のご挨拶に伺いました。
・・・
全体的にすっきりとしたお部屋だったので、お引越しですか?とお聞きしてみると…
「いやいや、老後を考えて終活しているとこ(笑)」
なるほど!
お二人だけですと大きなタンスは、もはや場所を取ってしまうだけ。プラスチックの衣装ケースの方が、軽くて使い勝手も良いかもしれません。
余談ですが、私も父が他界した時に実家を片付けましたが一気にやったので本当に大変でした。
くれぐれもご無理なさらずに、ちょっとずつ進めてくださればと思います。
お宅を出たあと、お隣の業者さんにもご挨拶をして処分場へと向かいました。
総排出量:可燃(家具4点)240kg ご請求金額:35,200円