「足腰が弱くなってきた父母のために、実家の離れを解体し、母屋のすぐ近くに駐車スペースを作りたい。なので、離れの中の不用品をすべて処分してほしい」と、ご依頼いただきました。
離れの片付け1日目
門を入ってすぐ、緑いっぱいのお庭が広がっています。
離れの1階には、農機具などの不用品、2階には木材がたくさん置いてありますが、今回は、この中のモノをすべて処分する予定です。
片付け前の様子
土間の棚には、工具・木材・農機具が詰まっており、その隣には歴史を感じさせる木製の脚立が立っています。
部屋の中には、中身が入ったままのタンス、本やおもちゃなどが詰まったダンボールが多数ありました。
また、耕運機、古いミシン、リヤカーといった大物や、レトロなトランクケースなど珍しいモノもありましたが、すべて処分とのことです。
階段を上がると、木材が積んであり先に進めません・・・が、奥に何かありそうな雰囲気です。
片付け作業
本日の出動スタッフは5名です。
可燃・不燃ゴミの分別をしていると、社会の教科書でしか見たことなかったモノが出てきました。
唐箕(とうみ)です。
唐箕(とうみ)とは、臼などで籾殻をはずしたあと、風力を起して穀物を 籾殻・玄米・塵などに選別するための農具。
普段見慣れないモノを見つけると、テンションが上がります。しかし、デカい・・・そして重い。2人がかりで何とか運び出しました。
終わらない木材の運び出し
1本1本が長いので、慎重に2階から下ろし、リレー方式でトラックへと運びました。
しかし、いつまで経っても終わらないため、2階のスタッフにあと何本くらいあるか聞いてみると、「まだ奥に200本以上あると思う」との返事。どうやら、見積りの時に営業が確認したのは一部で、奥のモノは見積りから漏れていたのでは?
見積りミス疑惑を残しながら、1日目はタイムアップとなりました。
離れの片付け2日目
前日、運びきれなかった木材の搬出から始めます。20年近く物置だったせいか、下で木材を受け取っていたスタッフは、頭からホコリや土をかぶってしまいました。
残ったお部屋を片付けていると、ダイヤル式のテレビを発見。懐かしさを感じながら運び出しました。
ご依頼主様は「すべて不用品」とおっしゃっていましたが、写真や古銭、古い切手、貴重な贈答品などが出てきました。まとめておいて、作業の合間にお渡ししたところ、ご依頼主様も、ご両親も、とても嬉しそうな表情でご覧になっていました。
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片付け作業がすべて終了し、仕上がり具合のご確認の際、「こんなに綺麗にしてもらって、助かりました。まだ先の話ですが、母屋と貸している店舗の片付けも頼みたい」とのお言葉をいただくことができました。
この度は、片付けトントンにご用命いただき、本当にありがとうございました。
感想
実家や離れといった昔ながらの建物を片付けると、懐かしいモノや珍しいモノが出てきます。
元気なうちに思い切って片付けて、思い出話に花が咲いたら、それもなんだか素敵だなと思いました。
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片付けトントンは、生前整理や実家の片付けを承っています。まずは、お気軽にお問い合わせください。サービスエリアは愛知県内(一部地域を除く)です。
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