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2020-02-21

廃棄寸前を救出!100年前の金魚オルガン復活物語

2017年4月のことです。

ご両親の施設入所をきっかけに実家の片付けをご依頼いただいたのですが、私が外に出るとパッカー車(ゴミ収集車)のすぐ側に、何やら古〜い可愛らしいオルガンが・・・。

金魚オルガンを救出している写真

パッカー車でバキバキに巻いてしまう寸前を救出し、いくらかで売れるのではないかとご依頼主さまの元にお返ししました。

金魚オルガンをお返しした写真

片付け作業完了後・・・なんと、「丁寧に片付けてくれたから」と、お父様のご了解を得てオルガンをくださいました。

その後、分解清掃をして綺麗にした写真をブログにもアップしました。

オシャレな部屋にしたいなら、ステキなものを大切に

涙ぐみながら私たちと一緒に片付けてくださったお嬢様のことを思い出す特別なオルガンです。

金魚オルガンって何?

ヤマハ製の古い足踏みオルガン(リードオルガン)です。

横から見ると金魚のような形をしていることから、「金魚オルガン」という愛称でも呼ばれています。

金魚オルガンの側面の写真

側面には取っ手があり、一人で簡単に持ち運ぶことができます。

金魚オルガンの正面の写真

2つのペダルを交互に踏んで空気を送り込み、リード(金属板)を振動させることにより音が鳴る構造ですが、空気を溜めておく袋が破れていて音が出ません。

また、鍵盤の高さがガタガタなので、修復が必要です。

金魚オルガンを探している方から電話があった

2019年5月のある日、宮城県のMさんからお電話が・・・

教会の小さな集会に持っていって弾きたいとのご意向でした。

製造番号をお伝えしたところ、なんと大正時代(約100年前)に作られたオルガンだということがわかりました。

私の妻は趣味でキーボードを弾いているので、欲しいかどうか聞いてみました。
妻に金魚オルガンが欲しいか聞いている写真

妻は、「足踏みオルガンはいらん」そうです。

妻の反応とは大違いの熱意溢れるメールがMさんから届きました・・・

修復は必要なものの、外観の程度が良いので2万円くらいでお譲りしようとも思ったのですが、デリケートな楽器の配送料って、とても高いんです。

会社で眠らせておくよりも、修復して使っていただける方の手元に旅立った方がオルガンも幸せに違いないと思い、無料でお譲りすることにしました。

金魚オルガンの旅立ち

2019年6月5日に配送会社が来て、いよいよ旅立ちです。

金魚オルガン旅立ちの写真

思い出の品だったので、ちょっと切ないような気持ちになってしまいました。

6月10日に宮城県のMさん宅に到着

喜びのメールをいただきました。

金魚オルガンがMさん宅に到着した写真

後日、Mさんから仙台名物をたくさん送っていただきました。

とても美味しかったです。

才気堂さんがオルガンを修復

2019年11月25日、Mさんからメールが届きました。

才気堂さん(渡邉さん)のホームページを拝見すると、「古い楽器を再起動!どんなに壊れていても直せます」と書いてあります!

鍵盤楽器の修理、ピアノの調律などのほか、本革の「手縫い名刺入れ」なども販売されています。

今回の金魚オルガンと同じタイプのものを修復した時の写真を送ってくださいました。

新品同様の金魚オルガンの写真

美しすぎます!

ペダルのビフォーアフターもご覧ください。

ペダルのビフォーアフターの写真

なんと申しましょうか、凄いです!

渡邉さんからのメールをご紹介します。

渡邉さんが修復したオルガンたち↓↓↓

修復したオルガンのパンフレットの写真

修復済オルガンの販売もしていらっしゃいます。

販売しているオルガンのパンフレットの写真

欲しくなっちゃいます!

また、ブログも発信していらっしゃいます。

楽器の修理だけでなく、家具のハンドメイド、スピーカーのリメイクや猫のことまで、幅広い内容で楽しめます。

渡邉さんの作ったスピーカー、とっても可愛い!(画像クリックで記事をご覧いただけます)↓↓↓

ダイソー300円スピーカー ワイヤレス化

市販のスピーカーでは、絶対に出せない味わいです。

家具や革製品なども、あなたのこだわりをカタチにしてくださりそうな予感!

興味をお持ちの方は、才気堂さんにお問い合わせください。

金魚オルガン修復完了

修復中の写真も、ちょっとだけご覧ください。

修復中の写真1

修復中の写真2

Mさんのオルガン修復完了後、演奏している様子を渡邉さんがYouTubeにアップしてくださいました。

まずは、讃美歌の「いつくしみ深き」です。

森繁久弥さんの「船頭小唄」もあります。

渡邉さんは「この柔らかい音色には、人の心を何十年も前に戻す、すごい力があるんです」とおっしゃっています。

優しい演奏と柔らかな音色に感動しました。

Mさんの喜びの声

2019年12月23日、金魚オルガンはMさんの元に戻りました。

クリスマス直前というのも感動的です!

教会でオルガンを演奏している動画を送ってくださいました。

フランスの作曲家 ボエルマンの 「Heures Mystiques CINQ OFFERTOIRES Ⅰ」という曲だそうです。

Mさんは「こんな小さなオルガンなのに、なんて豊かに歌えるんだろう!」とおっしゃっていました。

ステキです。

物を大切にするっていいな、と心の底から思いました。

スタッフに質問してみた

「片付け中に出てきた最も印象深いモノ」をスタッフに聞いてみました。

兼子の回答、ナイショです。口には出せないので心にしまっておきます。

うんうん。

確かに、そういう物もありますね。

岡本の回答、長年使用されていなかった冷蔵庫の中から出てくる何かすらわからなくなったモノ。見た目もにおいもインパクト大。

それよりも、冷蔵庫が冷庫になっているほうが、インパクト大です。

古畑の回答、手のひらサイズのでっかいクモ。みんなに見せたくて会社に持って帰りました。

私はクモが大嫌い!

二度と持ち帰ってはいけません!

高橋の回答、カメさん・・・。カラカラになっていました。家の中で行方不明になっていたという話を片付中に聞きました・・・。かなり前の現場ですが、記憶に残っています。

カメさん・・・とりあえず見つかって良かったです。

中野の回答、とてつもなくでかくて重たい金庫。2Fから運び出す際に、2人で作業したが、しゃれにならんかった。落としたら、2人共死んでいたかも・・・。

ケガをしなくて良かった。

安全に作業できるよう、さらに工夫を重ねましょう。

宮井の回答、公式レッドカード

岡本君がしゃべり続けていたら、レッドカードを使ってください。

動画にしたら面白そうです。

安永の回答、銀行が昔使っていた箱がありました。木製の丈夫なカギ付のモノでした。何十年前のモノでしたがりっぱなモノでした。

昔の物って、作りの良い物が多いような気がします。

竹内の回答、盗聴器発見機が出てきた時、何に使う?仕事????がいっぱいでした。

「知らないうちに仕掛けられた盗聴器を探す」というテレビ番組を見たことがあります。

盗聴器がないかチェックするオプションサービスがあってもいいかもしれない、と思ってしまいました。

森部長の回答、100年前のヤマハのオルガン!横から見ると金魚の姿に似ているところから「金魚オルガン」と呼ばれている可愛いオルガンです。テンションが上がりました。

救出できて、本当に良かったです。

小田の回答、探して欲しいと頼まれていた結婚指輪。ふつうに指輪だけで落ちていたので、本当に驚いた。作業2日目だったので、もう見つからないのでは・・・と。諦めなくて良かった!!

高価な物や思い出の品の探し出しは、緊張します!

白井の回答、昔の生活道具です。昔はどう生活していたのか興味が出ました。

とても貴重な物もあるはずですから、誤って捨ててしまわないよう、十分に注意したいと思います。

逆に、次のブログは、捨てられなくて困っているものについて書きました。

捨てられないものランキング_ベスト3&あるある

中日新聞朝刊折込 シニア情報紙『ローズ』2020年2月号の記事紹介

2019年1月から2020年3月まで、「実家の片付け」というテーマで連載をしています。

2020年2月号は「遺品整理は気持ちの整理」というタイトルで書きました。

中日新聞朝刊折込 シニア情報紙『ローズ』2020年2月号の写真

2020年1月号 実家の片付け作戦

2019年12月号 親に怒るのは実家あるある

2019年11月号 貯金はいくらあるの?

2019年10月号 親の説得アゲイン

2019年9月号 片付け仲間を見つけよう

2019年8月号 物を捨てない親との戦い方

2019年7月号 生前整理にチェレンジ

2019年6月号 生き生きと片付ける

2019年5月号 片付けは、たぶん愛

2019年4月号 バリアフリーリフォーム

2019年3月号 アルバム整理は思い出作り

2019年2月号 親の説得法

2019年1月号 実家の片づけが進まないわけ

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コメント4件

 匿名 | 2020.03.06 21:11

救出後2年眠っていた100年前のオルガン。インターネットが縁で、半年かけて愛知県→宮城県→群馬県→宮城県と旅して、修理がタイミングよくクリスマス礼拝に間に合った。とてもスケールが大きくドラマチックなストーリー!
(せっかくなので教会の人には靴を脱いで演奏して欲しいです笑)

トントンさんのお仕事では思いがけない出会いがあるんですね。とても興味深いエピソードありがとうございました。
また面白いエピソードがあれば紹介してください!楽しみにしています

 片付けトントン | 2020.03.07 7:43

匿名さま。
部長の森です。
100年前のオルガンが蘇ったのは、とても嬉しいできごとでした。物がたくさんありすぎると、ついつい処分する方向になりがちですが、ステキなもの、貴重なものを誤って捨ててしまわないよう十分注意しなければと、あらためて思いました。
片付いた後に、お客さまから「部屋の中がこんなに広いなんて声が響くなんて・・・幸せです。頑張って生きていけます。」といったお言葉をいただくこともあり、様々な出会いに感謝する今日この頃です。
つい最近、営業の岡本がご依頼主さまのお気持ちに寄り添った良い仕事をしていました。ブログに書いてもらうつもりですので、お楽しみに!
コメントをいただけて嬉しく思います。
ありがとうございました。

 くろの | 2020.05.01 20:18

こんにちは。
ユーチューブを含めいつも楽しませていただきありがとうございます。

スタッフさんのコメントも楽しみです。
それにも増して部長さんのツッコミコメントが楽しみです。

岡本さんの冷蔵庫の誤字のツッコミ。
臓器が入っていた冷蔵庫を想像して
ホラーを感じました。

部長さん、これからもナイスなツッコミ楽しみにしています。

 片付けトントン | 2020.05.02 5:52

くろのさま。
部長の森です。
いつもYouTubeやブログをご覧いただき、感謝!感謝!です。

岡本君の「冷臓庫」は、怖いですよね。そのままブログに載せていいか悩むレベルです(笑)
さらにツッコミに邁進する所存でございますので、引き続きご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
コメント、ありがとうございました!

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