忙しくて片付けられないとか、どうしても片付ける気持ちになれないとかは、決して小さな悩みごとではありません。
しかし、片付けや掃除が、人生を変えるほどの転機になるとしたら?
ひょっとすると、片付け始めてみようと思えるかもしれません。
事例1「これからは、自分の人生を大切に生きていきたい」
6月末頃のことです。「入れないかもしれないほど散らかっている部屋を片付けてほしい・・・」というお電話をいただきました。
「入れないかも」ってどれくらいの量なんだろうか・・・ちょっぴりドキドキしつつ、お見積りに伺いました。
お宅はマンションの7階で、間取りは1DKです。
ゴミの量は平均すると床上50cmほど。キッチン周辺には弁当系のゴミが胸の高さまで溜まっていますが、1日もあれば片付く軽めのレベルです。
3年ぐらいでこんな風になってしまった。仕事が忙しくて片付けられなかったけど、このままではいけない・・・何とか助けてほしい。
取っておく物は、家電製品のほか、姿見、脚立、ダンボールに入っている貴金属類で、それ以外は処分してかまわない。
すでに要・不要の判断も済ませてくださってあり、作業はうまく捗りそうです。
オゾン消臭と不用品の分別・処分に加え、片付け後も住み続けられるため、時間の許す限りの清掃も行う、ということで見積りをお出しすると、その場でご成約くださいました。
作業日は、ご依頼主様のお仕事のシフトが調整できる7月末に決定しました。
片付け作業
まずは、ご依頼主様にもお部屋の外でお待ちいただき、1時間ほどオゾン発生器で除菌・消臭をしました。
その後、十分にお部屋を換気してから、いよいよ片付け開始です。
「なるべく周囲にバレないようにしてほしい」とのご要望でしたので、分別・袋詰めした物はベランダなど目立たない場所に一時保管。全体的に軽めのゴミが多く、処分に関してもご依頼主様の判断が早かったので、午前中のうちに分別はほぼ完了しました。
午後一番で委託したゴミ回収業者が来たので、スタッフ全員で一気に運び出し、その後、リビングや水回りの清掃をしました。
【竹内の日報より】
布団が破れて部屋中が羽毛だらけでした。扇風機をつけると舞ってしまうので、窓もほとんど締め切った状態で作業をしました。
介護のお仕事をされているそうで、そういった方の場合、ついついご自身のことを後回しにしてしまいがちだと、何かの記事で読んだのを思い出しました。
【兼子の日報より】
ご依頼主様は、ずっと緊張したご様子でしたが、捨てる判断はとても潔くて、このタイミングでリセットしたいという思いが強く感じられました。
YouTubeをご覧になっていたためか、私たちを名前で呼んでくださったのが嬉しかったです。
作業終了後には「壁の汚れも取れてキレイになった。」と、とても喜んでくださいました。
・・・
後日、ご依頼主様から嬉しいメッセージが届きました。
介護のお仕事で、利用者さんのことを大切にしていらっしゃるように、どうかご自身のことも大切に大切にしていただきたいと思います。
この度は、片付けトントンにご用命いただき、ありがとうございました。
事例2「立ち上がるきっかけをいただきました」
ある日のこと、「なるべく急ぎで片付けてほしい」というメールをいただきました。
すぐにお見積りに伺うと、お部屋は広めの1LDK。床にモノがたくさん置いてありますが、比較的ゴミは少なめです。
片付けられなくて、いつの間にかこんな状態になってしまった。
消防点検から逃げられなくて困っている。
リビング、寝室、キッチンはごちゃっとしていて少し手間がかかりそうですが、お風呂やトイレは、割とキレイですぐに片付きそうです。
まずは、不用品の分別と処分をさせていただき、その後、あらためて清掃のお見積りをすることで、ご成約となりました。
片付け作業
片付け後も引き続き暮らし続けるご予定ですから、お部屋の中には大切なものがたくさんあるはずです。さらには取っておくモノも多いため、誤って処分しないように十分な注意が必要です。
到着してすぐ、ご依頼主様と一緒に、養生テープで取っておくモノに目印をつけていきました。
そして、いざ作業に取りかかってみると、「いらない」とおっしゃっていたモノの中からも貴重品が・・・。不安になったので、他のスタッフと「いらない」モノの再チェックを強化するように情報共有し、作業を進めました。
さらには、飲み残しのペットボトルもそこそこ出てきたりで、時間が押してきました。
間に合わないかも!
会社に連絡し、急きょスタッフを1名を増員してもらい、何とかギリギリ終わらせることができました。
良かった~!
【岡本の日報より】
ゴミの回収業者が予定よりも早く来てしまったので、ちょっとバタバタでした。
余裕があれば簡易清掃もしたかったのですが、掃き掃除しかできず、残念でした。
作業終了後、清掃の見積り金額をお伝えしたところ、「お願いします」と追加でご依頼くださいました。
本当にありがとうございます!
清掃作業
床や壁に、どうしても取り切れない汚れが少し残ってしまいましたが、ほとんどはキレイにすることができました。
ゴミや不用品を処分して掃除も済んだお部屋は、より広々として快適に感じられます。
曲がったカーテンレールの補修もして、作業完了です。
【岡本の日報より】
ご依頼主様は「その道具はあったほうがいいですねー。そこの汚れは、どんな洗剤がいいんですか?」などなど、掃除に強い興味を感じられているご様子でした。
また、トイレの換気扇の取り外し方などもご説明したところ、とても喜んでくださいました。
「職場でも悩んでいる人が多いと思うから紹介します」とおっしゃっていただけるなど、かなり満足していただけたようで嬉しかったです。
・・・
年が明け、ご依頼主様から年賀状が届きました。
「立ち上がるきっかけを頂きました」
身に余るお言葉!こちらこそありがとうございます!
それに、毎日掃除を続けていらっしゃるとのこと。本当に素晴らしいです。
私たちも頑張ります。
他にも、こんなステキなコメントが!
部屋の中がこんなに広いなんて、声が響くなんて、床に座れるなんて・・・幸せです。ありがとうございました。頑張って生きて行けます。
本当にキレイにしていただき感動しました。本当に本当に本当にありがとうございました。
確かに畳が大変なことになっていますね・・・。大家さんに相談するかどうか検討します。
でも、今は部屋に入れた喜びに浸りたいと思います。本当に勇気を出して電話してよかったです。
片付けたことで価値観や考え方まで変わりました!!トントンさんの力を借りないと本当に無理でした。負のスパイラルに入り、汚部屋で困ってる人は相談できず、悩んでいる人が少なくないと思います。
応援してます。頑張ってください。
片付けたら、掃除したら人生が変わった!そのわけとは?
アメリカの心理学者マズローは、生命を維持するための欲求(生理的欲求や安全欲求)が満たされ始めると、さらに高次の欲求にステップアップしていくことができるようになると考えました。
お部屋が大変なことになってしまっている場合、欲求の満足度はどんな感じなのか、推測してみます。
生理的欲求(食事、睡眠、排泄など)
・キッチンが使えなかったり、食品の管理ができなかったりすると、健康的な食事が難しくなります。
・ベッド、お風呂やトイレが使えないと、さらにストレスが高まります。
安全欲求(安全、経済的安定など)
・物やゴミが溢れていると、転倒や火災の危険性が高まります。
・ホコリやカビ、害虫の発生など、健康への悪影響が懸念されます。
・物の管理ができなくなると、無駄な買い物が増え、経済的にも損失です。
・落ち着けない部屋で過ごしていると、十分に英気を養うことができなくなり、仕事にも悪い影響を与えてしまうかもしれません。
そこで、気になっていたお部屋を、思い切って片付けてみたらどうなるでしょうか。
生理的欲求や安全欲求が満たされ始め、さらに高次の社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求にステップアップする余裕が生まれてくるはずです。
「片付けたら人生が変わった」理由は、おそらくここにあるのではないかと思います。
お役立ちリンク集
汚部屋になってしまうと、どこから何から手をつけたらいいかわからなくなります。そこで、片付けのプロが初心者向けに、汚い部屋のゴミの処分や片付けのコツ、手順を解説します。
自力で片付けられない場合は、なるべく早めに業者に頼んだ方が良いと思いますが、ひょっとすると、恥ずかしかったり、怖かったりするかもしれません。
そんな時は、次のブログをご覧ください。
片付けトントンは、ゴミ屋敷・汚部屋の片付けを承っています。まずは、お気軽にお問い合わせください。サービスエリアは愛知県内(一部地域を除く)です。
詳細は、「ゴミ屋敷片付け・掃除ページ」をご覧ください。