ダンボールいっぱいの車内の様子

遺品整理

10年眠っていたトランクルーム!その中身は…?

「今度はトランクルームを片付けてほしい」

そんなご依頼から始まった今回の現場。

思わぬ場所違いのハプニングを経て、ようやく開いた扉の向こうには、ご依頼者様の表情をふっと和らげる光景がありました。

ただの片付けでは終わらなかった、そんな温かな体験をここに綴ります。

ご依頼のお電話

2018年8月頃に不用品処分のお手伝いした方から、再びお電話をいただきました。

 

「今度はトランクルームの片付けをお願いしたいんです」

 

ところがそのトランクルームは、ご親族が借りていたもので、ご依頼者様も中を見たことがないとのことでした。

 

サイズは1畳未満で、ハイエースに積める程度の見込み。

 

そこで、半日×2名作業=5万円+税 というお見積もりをご案内し、禁忌品(消火器や金庫など処理困難物)の場合は追加になる旨をお伝えして作業を承りました。

当日のハプニング

朝の涼しい時間帯に、指定場所でご依頼者様と待ち合わせ。

 

ご挨拶のあとに、今回の経緯を伺います。

 

「弟が借りていたんですが、亡くなって入金が途絶えたことで管理会社から私に連絡が来まして…」

 

そう打ち明けられる姿に、どんな言葉を返したらよいのか迷い「心よりお悔やみ申し上げます」としか言えませんでした。

 

ご依頼者様もトランクルームの存在を知らず、突然の出来事にどうしようかと悩んでいたところ、以前利用した当社を思い出して連絡をくださったのだそうです。

 

事情が分かったところで、約束の時間が過ぎても管理会社の担当者が現れません。

 

心配になってご依頼者様が電話をしてみると…

 

「え?中川区じゃなくて別の倉庫!?」

 

(うそーん!笑)

 

まさかの場所間違いに、ご依頼者様は恐縮されましたが「近いので大丈夫です。動ける日にやっちゃいましょう」とお伝えし、40分ほどかけて正しい倉庫へ移動しました。

 

こうしたイレギュラーも柔軟に対応できるのが私たちの強みです。

開封の瞬間

ご依頼者様に手続きをしていただき、いよいよトランクルームと対峙。

 

1畳もないほどの密閉コンテナでした。

 

倉庫会社の方から、「借りてから一度も出庫履歴がない」と説明を受け、10年以上眠っていたお荷物がとうとう日の目を見ることに。

 

扉を開けると、ぎっしりと積まれたダンボール。

トランクルームいっぱいのダンボールの画像

「本」「書類」と書かれた箱を開けると、中身は小説や雑誌がほとんどでした。

 

3割ほど開けた段階で、ご依頼者様は「もう全部いらない」とのご判断。

 

とはいえ何が入っているか分からないため、一通り開封して本以外の物があれば確認していただきました。

 

その中から、ご家族で映っている写真を何枚か発見。お渡しすると、懐かしい思い出がよみがえったのか、穏やかな表情を浮かべていらっしゃいました。

 

こういった瞬間に立ち会えるのも、私たちの仕事のやりがいです。

 

最終的に、お写真以外のほとんどは本などのリサイクルできる物でした。資源はどれだけあっても問題ありません。喜んで持っていきます!

 

「だったら、あの子の家にある本もあんたに任せたらいいね」

 

そんな嬉しいお言葉までいただき、すべてを運び出してトランクルームは空っぽに。

 

移動時間はあったものの、予定より30分早く作業終了。気持ちばかり税込5万円に減額してご精算となりました。

10年間のコストに驚き

あとから冷静に計算してみると…

 

月額8,000円 × 12か月 × 10年 = 96万円

 

Σ(・□・;)なんともったいない…

まとめ

10年間眠り続けたトランクルームの片付けは、ただの荷物整理にとどまらず、ご依頼者様にとっての“心の整理”の時間にもなったように思います。

 

遺品整理や長年放置してしまった荷物の整理は、時に心の準備が追いつかず、ご自身だけでは踏み出せないこともあるでしょう。

 

そんな時こそ、私たちが一緒にその扉を開きます。

 

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