パソコンに向かって日報を入力していると、ふいに社用携帯が鳴りました。
「分別表(の広告)見たんだけど、不用品の回収をお願いしたくて」
分別表とは、資源やゴミの分け方・出し方が書いてある冊子のことですが、年末年始は特にそれを見たというお問い合わせが多いような気がします。
不用品の回収ですね。大丈夫ですよ!
物量をお聞きするとそこそこあるようなので、一度お伺いすることにしました。
・・・
到着すると、お宅は大きな一軒家。
1階部分にガレージがあり、なが~い階段をのぼるとようやく玄関に辿り着きました。
「ピンポーン、はーい」
インターホンを鳴らすと、ご夫婦そろってお出迎え。さっそく不用品の確認を行います。
長机、タンス、布団、テーブル、スチールラック、洗濯機、物置などなど…軽くトラック1台分はあります。
「こまかいのは自分たちでやったんだけど、大きいのは出せんくてね」
ほぼほぼ運び出すだけの作業ですが、階段もありますし…やはりご高齢の方だけでは大変だと思います。
ちょっぴり甘めの見積もりにしたところ、その場でご成約となりました。
即決ありがとうございます!
見積もりが終わった後も、少しお話をさせていただきました。
「やっぱり階段がしんどいからね、団地の1F狙いで申請しているところ。空いたらすぐにでも移りたい」
ご主人様は足腰がだいぶ弱ってきていて、デイサービスに通うのも階段がネックになっているのだそう。すでにお子様たちも独立してそれぞれの生活があるので、ここは売却してURに引越すつもりとおっしゃっていました。
内見の時、からっぽになっている方が売却も決まりやすいはずです。
スッキリと片付けますね!
本日の出動は2名。階段での荷下ろしは、足元が見えにくかったり、荷物が邪魔で転倒するといった危険を伴います。そのため、お互いに声を掛け合って慎重に運び出していきました。
作業をしていると、奥様のお兄様がご夫婦でお見えになりました。
「ガレージのやつ(不用品)は、お義兄さんにも手伝ってもらって降ろしたんだよ」
隣の市町にお住まいらしく、こまかい物の片付けや家具の移動など、ちょくちょく手伝いに来ていたのだそうです。
『あんまし年寄りに無理させるでねえぞ(笑)』
とっても仲良さそうな雰囲気が、会話からも伝わってきます。
追加依頼の座卓も積み終わり、作業終了のご挨拶に伺いました。
「重たいもんばっかりで悪かったね。これであとは抽選が当たるのを待つだけになったわ」
見事に当選して、早く階段のない生活が実現するとイイですね♪
この度は片付けトントンにご用命いただき、ありがとうございました!
排出量:可燃・不燃290kg ご請求金額:¥63,250