パソコンに向かって作業をしていると、携帯の着信音が鳴りました。
はい、片付けトントンの高橋です。
「娘と暮らしていたアパートの不用品を処分したいんですけど…」
詳しく伺うと、いまは隣の市にお住まいとのこと。どれぐらいの期間で出来るのかを知りたくてお問合せくださったそうです。
正直なところ作業日数は物量によって変わります。そのため、一度お伺いして見積もりをさせていただくようお願いしてみました。
「では、娘と日にちを相談しますので少しお時間をください」
いったん電話をお切りして、連絡をお待ちします。
・・・
2日後、お電話がありました。
「次の日曜日に見積もりをお願い出来ますか?」
はい、もちろん大丈夫です!
あとからお聞きしたのですが、お母さまは今年で77歳(喜寿…祝)。移動の足がないため、お嬢さまの休みと合わせないとダメだったのだそうです。
今週はたまたま日曜に見積もりが入ってなかったので、グッドタイミングでした♪
約束の時間に到着すると、お母さまとお嬢さまがお出迎え。簡単にご挨拶をして、さっそく案内していただきます。
お宅は長屋の一角で、間取りは昔ながらの3DK。
すでに他の入居者さんはみんな出ていって残るはこの家だけ。大家さんからも早めに荷物をまとめてもらえないかと催促されたそうです。
「もう少しだけ持っていく物はありますが、ほとんど処分になると思います」
パッと見そこまで物量はありませんが、家具やスチールラックなど大きめの物が多い印象です。
棚の上はどうかな…?と思い確認してみると、手が届かないところはしっかり残っていました。
バスと電車を乗り継いではボチボチと片付けていたものの一向に終わらない。
大きな家具も自分たちだけでは到底無理なので、ここいらで業者に頼んで一気にやってしまおうという話になったのだと、問い合わせた経緯を教えてくださいました。
お母さま一人で、ここまで本当に大変だったろうと思います。
「あと、年金暮らしなので一度にたくさんの支払いはちょっと…」
分割でも大丈夫かどうかを気にされているご様子でした。
きっと、お嬢さまには迷惑をかけたくないのでしょう。何とかお力になりたい…
こうなれば意地でも上司を説得して分割払いの許可を勝ち取るしかありません!ひとまず片付けトントンの公式LINEに登録してもらい、見積もりは後日お送りさせていただくことにしました。
エアロバイクは今日持って帰りたいとおっしゃたので、お嬢さまの車に積み込む手伝いをしてお宅を後にしました。
・・・
見積もりをお送りしてから1週間ほど経って返信が届きました。
なかなか連絡がなかったのでダメだったのかな…とドキドキしていましたが、インフルエンザにかかって動けなかったとのこと。
回復をされたという連絡があり、ホッと一安心。
作業の進め方についてご相談もしたかったので、病み上がりに申し訳なかったのですがお電話をかけさせていただきました。
分割の件はOKになったことと、お母さまのご負担が減るように鍵をお預かりしての作業をご提案すると、快く承諾してくださいました。
ご成約ありがとうございます!
初日は2名×午後半日の出動です。
作業は順調に進み、こまごました物の分別・袋詰めはおおかた終わりました。
クレーンゲームで取ったぬいぐるみと書類関係を気にされていたので、いったん残しておきLINEでご報告しました。
2日目も2名×午後半日の出動で、この日は運び出しと処分場への運搬がメインです。
昨日、確認をした際にぬいぐるみは処分でOKとのことだったので、棚に残した物と一緒に片付けます。
家具などの大物から順にどんどん積み込んでいくと、あっという間に一車満タン(450kg)になりました。
降ろしに行っている間、残った物を相方に運び出しておいてもらいます。
2回戦目は細かい物ばかりでしたが、不燃と合わせて310kgありました。やはり食器類(陶器)は見た目よりも重いですね。
すべての作業が終わったので一旦写真をお送りし、後日お客さま立ち合いのもと最終確認をしていただきます。
「長年の心配事が解消して本当にうれしい…」
訪問時、開口一番にお母さまがおっしゃいました。続いてお嬢さまも…
『たまに夢でうなされていたもんね。キレイにしていただき本当にありがとうございます』
こちらこそ、鍵をお預かり出来たので大変助かりました!
予定よりも作業費が削れたので、その分の値引きした請求書をお見せすると…
「え、これは助かるけど…いいの?」
お母さまの喜ぶ様子に、思わず私も嬉しくなってしまいます。
近くにお住まいなので、また何かお困りごとがありましたらいつでもご連絡くだされば幸いです。
この度は片付けトントンにご用命いただき、ありがとうございました!
総排出量:可燃・不燃760kg ご請求金額:145,000円(税込)