引越し後の住まいで不用品を仕分けしながら片付ける作業員

不用品回収

引越し後に片付けた方が費用は抑えられる?|施設入居に伴う3LDKの不用品回収

今回は、施設入居に伴う引越し後の不用品回収をご依頼いただいた事例をご紹介します。

お客様は、奥様を亡くされてから、3LDKのお住まいでお一人で暮らしていました。

ただ、お一人で暮らすには広く、ご年齢のことも考えて、高齢者向けの施設へ入居されるとのことでした。

引越し先は8畳一間のお部屋。当然ながら、現在のお住まいにある荷物をすべて持っていくわけにはいきません。

見積もりの際には、ベッド、イス、ソファー、収納棚、食器類など、引越し先へ持っていく予定のものを一通り教えていただきました。

その時点で、お部屋全体の物量もある程度把握できました。

「先に片付けてもらうことはできる?」

お話を伺っている途中で、お客様からこう聞かれました。

「引越しの前に、先にやってもらうことはできる?」

もちろん、引越し前に片付けをすることも可能です。

ただ、今回のように、引越し先へ持っていくものがまだはっきり決まっていない場合は、引越し後の片付けをおすすめすることがあります。

理由は、引越し前に片付けてしまうと、

「持っていこうと思っていたけれど、やっぱり処分したい」

といったものが、あとから出てくることがあるからです。

その場合、もう一度別の日に伺って回収することになるため、どうしても余分な費用がかかってしまいます。

反対に、引越し後に片付ける場合は、残ったものをまとめて確認しながら作業できます。

追加で処分したいものが出てきても、同じ日の作業で対応できることが多く、処分費のみの追加で済む場合もあります。

もちろん、あまりにも量が増えてしまうと、その日の人員や車両の状況によっては対応しきれないこともあります。

それでも、持っていくものが決まっていない場合は、引越し前よりも引越し後に片付けた方が、無駄な費用を抑えやすいケースも多いです。

そのことをお伝えすると、

「じゃあ、引越し後の方がいいね」

ということで、引越し後に片付ける形で話が進みました。

見積もりの段階で、料金についてご相談

お部屋の状況や物量を確認し、見積もりをご提示しました。

その際、お客様から、

「この33万円には引越し料金は入っている?」

と聞かれました。

見積もりは、あくまで片付けと不用品回収の料金でしたので、引越し料金は含まれていないことをお伝えしました。

ただし、荷物が数点程度の引越しであれば、私たちでお引き受けできる場合もあります。

片付け作業と同じ日に引越しも行うことで、別々の業者に依頼するよりも費用を抑えられることがあるためです。

お客様からは、

「これに引越し代を足したら、40万円くらい?」

と聞かれました。

引越しのお荷物の量が、同じ日にまとめて対応できる程度であれば、それくらいの金額で対応可能です。

そのように説明したところ、

「引越しはとりあえず保留で、片付けだけで計算して」

とのことでしたので、今回は片付けのみの料金として改めてご説明しました。

その後、

「料金体系は分かったけど、もう少し何とかならない?」

といったご相談がありました。

見積もりは、現地で確認した物量や作業内容をもとに、必要な人員や車両をこれまでの経験から想定して作成しています。

例えば、作業日までにお客様が分別や袋詰めを進めてくださり、作業が想定よりも早く終わった場合には、その分をお値引きできることもあります。

そのことをお伝えしたのですが、

「それを先に引いてほしい」

というご希望でした。

こちらとしても簡単に判断できることではありませんでしたが、作業日が1か月以上先で、作業予定を早い段階で確保できることもあり、最終的に30万円でご成約いただきました。

作業日が近づいた頃、再度のご連絡

見積もりから作業日まで期間が空く場合、私たちは日程が近づいたタイミングで確認のご連絡をするようにしています。

当日の開始時間や、雨天時でも作業を進めてよいかなどを確認していたところ、お客様から、改めて料金についてご相談がありました。

見積もり時にすでに料金を調整していましたが、引越しや物件の維持にも費用がかかるため、もう少し予算を抑えられないかとのことでした。

お客様にもご事情があることは、よく分かります。

ただ、こちらもその日の作業に向けて、私を含む6名の人員を確保していました。

直前に作業体制を大きく変えると、当日の作業にも影響が出ます。

それでも、できる限りご希望に近づける方法を考え、当初予定していた作業人数を1名調整し、その分を料金に反映する形で、

「27万円であれば、何とか対応できます」

とお伝えしました。

最終的には、その金額で作業させていただくことになりました。

作業当日、予定より多くのお荷物が残っていた

作業当日、ご自宅に到着すると、見積もり時には引越し先へ持っていくと伺っていた大型家具や細かな生活用品が、まだ多く残っていました。

引越し後も家具や段ボール、生活用品が多く残ったリビング

正直、これはなかなか厳しい一日になるかもしれない――

ただ、そう言っていても作業は始まりません。

まずはお客様に、

「残っているものは、すべて処分でよろしいですか?」

と確認しました。

すると、

「残すものもあるから、言っていくよ」

とのことでした。

そのため、残すものには目印を付け、処分するものを一つずつ確認しながら運び出していきました。

まずは大きな家具類を先に運び出し、細かなものは後から進めることにしました。

大きなものを先に減らすことで、お部屋の中に作業スペースができ、その後の分別や確認もしやすくなります。

作業開始から1時間もたたないうちにトラック1台が満載になったため、私は処分場への運搬を担当しました。その間、ほかのスタッフには、分別を進める担当と運び出しをする担当に分かれて作業を進めてもらいました。

処分を終えて戻ると、次のトラック1台分の荷物もほぼ積み込める状態になっていたため、そのまま積み込んで処分場へ向かいました。

確認しながらの作業は、どうしても時間がかかる

処分場から戻り、まだ手を付けていない押し入れの片付けを進めてもよいか確認したところ、お客様から、

「そこはまだ見ていないから、ちょっと待って」

と声がかかりました。

お客様による確認が必要な場面が多いと、作業はどうしても停滞気味になります。ただ、確認が必要なものを、こちらの判断だけで処分するわけにはいきません。

作業効率は落ちますが、ほかのスタッフと一緒にお客様の確認が済んだものの分別を進めていると、貴金属やアルバムなどが出てきました。

片付け中に見つかったアルバムや貴重品を慎重に確認する作業員

お客様からは、

「えー、これ高いやつよ。ありがとう」

「アルバムは見たいから、一旦残して」

というお声がありました。

不用品回収といっても、ただ運び出して終わりではありません。

貴金属や現金、通帳、印鑑、写真、アルバム、手紙、思い出の品などが一つでも出てきた場合、私たちはより慎重になります。

時間はかかりますが、お客様にとって大切なものまで誤って処分してしまわないよう、一つひとつ確認しながら進めることは、この仕事で最も大切なことだと思っています。

午後から追加の運搬応援を手配

作業開始時点で、5名体制と車両1台だけではかなり厳しいと判断していたため、午後から運搬を担当するスタッフを1名、追加で手配していました。

結果的に、この判断は正解でした。

午後も複数回の運搬を予定していましたが、分別がまだ終わりきっていなかったため、当初の想定よりもさらに1往復多く運搬することになりました。

分別チームと運搬チームに分かれて作業を進め、大部分の片付けは終えることができました。ただ、書類やアルバムなどが入った衣装ケース3個については、お客様の確認がまだ終わっていませんでした。

処分場の受け入れ終了時間も迫っていたため、その3個は処分せずに残すことをご了承いただきました。

不用品搬出後、未確認の書類やアルバムが入った衣装ケース3個だけが残る室内

それ以外の大部分の運び出しを終え、最後に掃き掃除をして、17時過ぎに作業終了となりました。

作業データ

作業人数:終日5名+午後から応援1名
処分量:可燃・不燃1,300kg、紙類60kg、布類50kg、金属類20kg、冷蔵庫1台
ご請求金額:270,000円(税込)

※未確認の衣装ケース3個は、処分量に含まれていません。

引越しや施設入居に伴う片付けは、タイミングが大切

今回のように、施設入居や引越しに伴う片付けでは、当初の予定が途中で変わることがあります。

こうした変更は、決して珍しくありません。

そのため、引越し前に急いで片付けるよりも、引越し後に残ったものを確認しながら整理した方が、結果的に費用や手間を抑えられる場合があります。

もちろん、状況によって正解は変わります。

見積もり時の想定よりも残った荷物が大幅に増えた場合や、確認に時間がかかる場合は、追加の人員や車両が必要になることもあります。

だからこそ、私たちは見積もりの段階で、ただ金額を出すだけではなく、

「どのタイミングで片付けるのがよいか」

「どこまでを先に決めておくべきか」

「追加費用が出にくい進め方はどれか」

といったことも、できるだけ分かりやすくお伝えするようにしています。

まとめ

今回のご依頼は、3LDKのお住まいから高齢者向け施設へ入居されるお客様の、引越しに伴う不用品回収でした。

見積もり時には、引越し前に片付けるか、引越し後に片付けるかというご相談がありました。

結果として、引越し後に残ったものをまとめて確認できたため、持っていくものと処分するものに変更があっても、その場で対応しやすい進め方になりました。

作業当日は、予定より多くの荷物が残っていたり、確認が必要なものが多かったりと、決して簡単な作業ではありませんでした。

それでも、貴金属やアルバムなどの大切なものを確認しながら、運び出しと分別を進め、最後は掃き掃除まで行って作業を終えることができました。

引越しに伴う不用品回収、施設入居前後のお片付け、実家じまいなどでは、何を残して何を処分するか迷う場面が多くあります。

「どうやって進めるのがいいか分からない」

そういった方は、まずは一度ご相談ください。

状況に合わせて、できるだけ無駄の少ない進め方をご提案させていただきます。

お電話はもちろん、公式LINEから写真を送っていただければ、概算の見積もりをお出しすることも可能です。

写真だけでは判断が難しい場合は、無料で現地確認にも伺っています。

片付けサービスの概要と料金のご案内

※掲載画像は実際の作業写真ではなく、記事内容をもとに作成したイメージ画像です。

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