玄関から出せない大型ソファーを掃き出し窓から慎重に搬出する作業スタッフ

「追加料金はおいくらですか?」——0円とお答えした理由

作業がすべて終わり、お会計をお願いしたときのことです。

「追加料金は、おいくらですか?」

最初にご依頼いただいていたのは、ソファー1台の運び出しでした。

しかし実際には、その後にいくつか追加の作業をご相談いただき、私たちはそちらにも対応していました。

それでも、今回の追加料金は0円です。

「今回は、あらかじめ設定していた作業時間内に収まっていますので、追加料金はかかりません」

そうお伝えすると、お客様は少し驚いた様子で、

「なんだか申し訳ないねぇ」

とおっしゃいました。

追加料金がかからなかったのは、追加でご相談いただいた作業を含めても、設定していた作業時間内に収まったためです。

ただ、今回の作業を通して、私たちが日頃から大切にしていることを、改めて感じる場面がありました。

作業当日の様子を、順番にご紹介します。

「玄関から出せないので、窓からお願いします」

戸建てにお住まいのお客様から、粗大ごみとして処分する大きなソファーを、部屋から運び出してほしいとのご依頼をいただきました。

事前に、

「大きくて玄関からは出せないかも……。窓から出してもらうことになるかもしれません」

とお聞きしていました。

実際に拝見すると、確かに立派な大型ソファーです。

まずは玄関から出せる可能性を確認するため、ソファーとドアの寸法をメジャーで測りました。

しかし、ソファーの角がドアの取っ手に干渉してしまうことが分かりました。

「やっぱり難しそうですね」

玄関からの運び出しは難しいと判断し、リビングの掃き出し窓から搬出することにしました。

サッシや床を傷つけないように養生マットを敷き、慎重に作業を開始しました。

開口部に対してソファーは大きかったため、角度を調整しながら慎重に進め、無事に外へ出すことができました。

掃き出し窓やベランダ側のガラス戸から大きな家具を運び出すときは、次のような確認と配慮が欠かせません。

① 家具が開口部を通るか、事前に確認する
② 一気に押し出さず、いったんサッシの前で止める
③ 先に一人が外へ回り、植木鉢など動かせるものをよけておく
④ 室内側と屋外側で声を掛け合い、呼吸を合わせて運び出す

こうした細かな確認の積み重ねが、大切なお住まいを傷つけず、安全に作業するための基本です。

ソファーを外へ出したあとも、敷地の門までは20段ほどの階段がありました。

これだけ大きくて重い家具をご高齢の方がご自身で運ぶのは、かなり難しかったと思います。

さらに、ソファーをどこに置くかという問題もありました。

玄関先に置くと出入りの邪魔になり、ガレージの前に置くと車を出せなくなってしまいます。

周囲を確認し、玄関やガレージの出入りを妨げないよう、敷地の端に置かせていただきました。

これで、最初にご依頼いただいた作業は無事に完了です。

「実はもうひとつ、お願いできますか?」

作業が終わったと思ったところで、お客様からこんなお声がけがありました。

「ソファーを動かした場所に、2階にあるソファーを置きたいんだけど、家具の移動もお願いできるかしら?」

「できますよ。どのソファーですか?」

そうお答えすると、お客様は本当にうれしそうな表情を見せてくださいました。

2階へ上がり、ソファーの大きさと搬出経路を確認します。

階段や廊下の幅を見ながら、

「このソファーを1階から2階へ上げる作業だったら、かなり大変でしたね」

と冗談も交えつつ、慎重に1階まで運びました。

そして、先ほどまで大型ソファーが置かれていた場所へ無事に設置しました。

せっかく伺ったのだからと思い、

「ほかにも気になっているところがあれば、言ってくださいね」

とお声がけしました。

すると、パソコンデスクと椅子、ダイニングセットを2階から移動してほしいとのご相談をいただきました。

順番に1階まで運び、これで追加作業についてもすべて完了です。

2階からダイニングテーブルを階段で慎重に移動する作業スタッフ

「1階まで降ろしてもらえれば、あとは自分でも動かせます」

とおっしゃったので、無理のない範囲で家具を移動できるよう、床に布や毛布を敷いて滑らせる方法をお伝えしました。

ただし、重い家具を無理に動かすと、けがや床の傷につながることがあります。

難しい場合は無理をせず、またご相談いただくようにお伝えしました。

なぜ、追加料金が0円だったのか

冒頭の場面に戻ります。

「追加料金は、おいくらですか?」

「今回は、あらかじめ設定していた作業時間内に収まっていますので、追加料金はかかりません」

今回、追加料金をいただかなかった理由はシンプルです。

追加でご相談いただいた家具の移動を含めても、すべての作業が設定していた時間内に収まったからです。

お客様によって料金を変えたり、その場の判断で特別に無料にしたりしたわけではありません。

作業時間を超える場合や、別途費用が必要な作業については、作業を始める前に内容と料金をご説明し、ご納得いただいてから対応しています。

今回のお宅は、私たちの会社から片道1時間近くかかる場所だったため、距離に応じて出張費をいただきました。

だからこそ、せっかく時間をかけて伺ったのなら、設定した作業時間の中で対応できることは、できる限りまとめて解決したい。

そんな気持ちもありました。

最初にご相談いただいた作業だけを済ませて帰るのではなく、ほかにも困っていることがあれば、まずはお聞きしたいと思っています。

追加の家具移動をお願いされるとき、お客様は、

「実はもうひとつ、お願いできますか?」

と、少し遠慮がちに切り出されました。

片付けや家具の移動で困っていても、

「予定になかったことまで頼んでいいのだろうか」

「追加でお願いすると、いくらかかるのだろう」

と考え、相談すること自体をためらってしまう方は少なくありません。

もちろん、追加の作業内容や作業時間によっては、別途料金が必要になる場合もあります。

ただ、ご相談いただいただけで料金が発生するわけではありません。

まずは困っていることをお聞きし、その場で対応できるのか、追加料金が必要なのかを確認します。

料金が必要な場合には、作業を始める前にきちんとお伝えします。

「こんなことまで頼んでいいのかな」と迷ったときも、まずは気軽にお声がけください。

できることと、料金が必要になることを事前に分かりやすくお伝えしたうえで対応する。

それが、私たちの大切にしている姿勢です。

作業を終えたあと、

「お友達で片付けに困っている方がいらっしゃったら、ぜひ宣伝しておいてくださいね(笑)」

とお伝えすると、

「ご近所さんはみんな仲がいいから、任せて!」

そうおっしゃいながら、笑ってお見送りくださいました。

今回の作業料金:作業費8,000円+出張費5,000円+追加料金0円=合計13,000円(税込)

※出張費は、作業場所までの距離によって異なります。
※作業時間や作業内容によって追加料金が必要になる場合は、作業前にご説明いたします。

まとめ

大きな家具の運び出しや移動には、家具そのものの重さだけでなく、玄関や窓の幅、廊下や階段の形状、運び出したあとの置き場所など、さまざまな確認が必要です。

特に、ご高齢の方がおひとりで対応する場合は、けがや家屋の破損につながる危険もあります。

家具1点の運び出しからでも大丈夫です。

「これだけで頼んでもいいのかな」と迷うようなことでも、まずは遠慮なくご相談ください。

作業内容や料金について、事前にご説明したうえで対応いたします。

お電話でも構いませんし、公式LINEから写真を送っていただければ、概算の見積もりをお出しすることも可能です。

ソファーの写真をスマートフォンで撮影し、片付けや家具移動の見積もり相談をするイメージ

家具の大きさや設置場所が分かる写真を送っていただければ、より状況を確認しやすくなります。

写真だけでは判断が難しい場合は、無料で現地確認にも伺っています。

片付けサービスの概要と料金のご案内

※掲載している画像は、実際の現場写真ではなく、記事内容をもとに作成したイメージ画像です。

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