大量の衣類やごみ袋、段ボール、空き缶などで床一面が埋め尽くされた和室の片付け前の様子

「今日中には終わらないかもしれない」——そう思っていた部屋の、扉の向こう

ゴミ袋、約140袋。

7人がかりで出しても、出しても、先が見えない。そして、置き場所は足りなくなっていく。

今回ご紹介するのは、そんな状況のなか、ほぼ1日で片付けをやり遂げたときのお話です。

・・・

はじまりは、一本のお電話でした。

「住んでいたアパートが取り壊しになるので、出ていかないといけないんです。でも、部屋には物が少し残っていて……」

声には、隠しきれない焦りがありました。

というのも、取り壊しの日程はだいぶ前から決まっており、もう後がなかったのです。

そこで、その日のうちに見積もりを済ませ、翌日より作業へ入ることになりました。

玄関を開けた瞬間、言葉が止まる

向かったのは、名古屋市港区にある2Kのアパート。

玄関を開けると、スタッフの一人が思わず足を止めました。

床が見えません。

キッチンも、風呂場も、トイレも。

目に入るのは、衣類、雑誌、コンビニ弁当の空き容器。

そして、玄関を入ってすぐの6畳間は、低いところでも腰の高さ、高いところは天井近くまでモノでいっぱい。

部屋の中は薄暗く、足の踏み場を探しながら慎重に進んでいきました。

奥にはもう1部屋あるようですが、扉はゴミやモノに押されて開きません。

——この中に何が、どれだけあるのか。

それが分かるのは、作業開始から3時間ほど経ってからでした。

出しても出しても、終わりが見えない

90Lの袋をバサッと広げ、テンポよく分別・袋詰め。

ひとまず衣類で1袋。続いて可燃で1袋、2袋、3袋……

詰め終えた袋を部屋の中に溜めると作業効率が落ちてしまうため、事前にお客様の了承をいただき、屋外の空きスペースに置いていきました。

風の通らない室内で、ファン付きの空調服のありがたさを噛みしめながら、総勢7名での作業。

1つ、また1つ。積み上がったゴミ袋は、気づけば100袋超え。

その頃には、外の置き場所も足りなくなっていました。

片付け作業で室内から搬出され、建物の外に大量に集められたごみ袋や段ボールなどの不用品

正直、この時点では「今日中には終わらないかもしれない」と思っていました。

処分せずに探してほしい、五つの物

作業前、お客様から、探してほしい物をうかがっていました。

「ビデオデッキと、ウォークマンと、年金手帳と、通帳と……あと、卒業アルバムも」

お客様は作業中ご不在のため、スタッフ全員が探してほしい物を頭に置き、それらしい物が出てくるたびに手を止めて確認しながら、ひたすら分別を続けました。

「あ、思ったよりも少ない。これなら今日中に終わるわ」

手前の荷物がようやく片付き、奥の部屋の扉が開いたのは、作業開始から3時間ほど経ってからでした。

扉の向こうは——

物の高さが、腰より少し下ぐらい。

手前の部屋ほどではありません。

「あ、思ったよりも少ない。これなら今日中に終わるわ」

奥を覗いたスタッフの一人が、思わずそう漏らしました。

扉が開いた奥の部屋。ごみ袋や段ボールなどが腰の高さほどまで積まれた、片付け途中の様子

光が差し込む部屋

14時を少し回った頃、待ちわびた回収業者さんが到着。

袋を次々と積み込み、その作業を終えたあと、仮置きしていたスペースの掃き掃除を行いました。

すっかり荷物がなくなった部屋には、ガラス戸から光が差し込んでいました。

ゴミやモノで埋もれていた頃には、気づかなかった明るさです。

大量の不用品を撤去した後、床が見える状態まで片付いた日差しの入る和室

と同時に、ガラス戸の一部が割れていることに気づきました。

ゴミやモノで隠れていて、お客様もご存じなかったと思います。

作業後、ガラス戸のことはすぐにお客様へご報告し、管理会社さまへもお伝えいただくようご案内しました。

作業データと料金

お見積もりの段階では、奥の部屋の中が見えていませんでした。

そのため、「最悪の場合」を想定した金額、630,000円(税込)でご案内していました。

物量が分からない以上、多めに見ておくしかありませんでした。

ところが蓋を開けてみれば、想定より軽めの作業量。

「今日中」とはいきませんでしたが、1日目は7名で6時間。2日目は、積みきれなかった分の回収を2名で1時間行っただけで完了しました。

人員も処分費も抑えられ、最終的なご請求額は530,000円(税込)。

結果、お見積もりより10万円安いご精算となりました。

排出量は、可燃・不燃ごみ合計1,560kg、冷蔵庫1台、テレビ2台、金属類450kg、段ボール40kg、雑誌250kg。

そして、お願いされていた物——

「ビデオデッキ、ウォークマン、年金手帳、通帳、卒業アルバム」

は、すべて発見できました。

「これでなんとか退去できそうです」

お支払いのとき、お客様がぽつりとおっしゃいました。

「これでなんとか退去できそうです。すぐに対応してくださり、ありがとうございました」

短い言葉でした。

それでも電話越しに聞いた焦りの声は、この時にはもうありませんでした。

もし、ご自身やご家族が、同じような状況にいるなら

扉が開かないほどの部屋。期限が迫る退去。

処分してほしくない、大切な物。

どれも、今回のお客様が直面されていたことです。

同じようなことでお困りのときは、まずはLINEで、お部屋の写真を送ってみてください。

写真だけでは判断が難しいときは、無料で現地に伺い、お見積もりすることも可能です。

実際にお話をさせていただいた上で、最適な方法をご提案いたします。

※掲載している画像は、実際の現場写真ではなく、記事内容をもとに作成したイメージ画像です。

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