片付けても、すぐに家の中が散らかり放題になってしまう。こんなお悩みを抱えている方も多いと思います。この記事では、その原因を明らかにし、快適な暮らしをするための方法を探ってみます。
生活している以上、一旦は必ず物が散らかった状態になります。誰かがマメに片付けなければ、散らかり度合いは日毎にレベルアップしてしまうでしょう。
1、気持ちの中で、片付けの優先順位が低い
汚部屋やゴミ屋敷のようにはなっていなくて、誰にも迷惑をかけていないのなら、片付けの優先順位が低いことは何の問題もありません。
しかし、片付けができている部屋の方が幸せだと思うのであれば、自分の中で片付けの優先順位がどのあたりにあるのか、見直してみる必要があります。
適切な収納ができていれば、毎日の片付け時間は10〜20分もあれば何とかなります。掃除は、週末に1時間もやれば、まずまずの状態にできるでしょう。私も、そのようにして部屋の状態を維持してきました。
ここで、ちょっと考えてみてください。
片付けのための10〜20分が、本当に確保できないのでしょうか?
実は、毎日の片付けの10〜20分を惜しむと、あとで倍返しを味わうことになります。
片付けの優先順位を上げ、テレビを見たりスマホを見たりする時間を、ちょっとだけ片付けにあてる方が良いような気がしてきませんか?
2、片付けを習慣にする気持ちがない
基本的に人は保守的で、習慣に左右されがちです。
私の場合・・・
・いつも座る場所に座れないと、落ち着かない
・休日は、昼食の時ビールを飲む
悪い習慣だけでなく、良い習慣もあります・・・
・早起きして、本を読む
・何か面白いことがないか、いつも探している
良きにつけ悪しきにつけ、習慣に操られて暮らしています。
人間は理性の生き物でもなければ、本能の生き物でもない。人間は習慣の生き物である。
「習慣の生き物」である人間が、なぜ毎日10〜20分の片付けを習慣にできないのでしょうか?
この答えは簡単ですね。
「片付けをしない」という習慣を変えられないからです。
まず1ヶ月、毎日10〜20分の片付けを継続してみてください。できたら、カレンダーに「できました」マークをつけると効果的です。
継続するうちに、片付けを習慣にしている自分に気がつくでしょう。
だって、「人間は習慣の生き物」ですから。
【ヒンズー教の教え(と言われている)】
心が変われば、態度が変わる
態度が変われば、行動が変わる
行動が変われば、習慣が変わる
習慣が変われば、人格が変わる
人格が変われば、運命が変わる
運命が変われば、人生が変わる
3、忙しすぎて片付けられない
忙しすぎて片付けられないという話はよく聞きますが、具体的にどういう状態か想像してみます。
・仕事や介護などで疲れ果ててしまい、片付ける時間も気力もない
・趣味や付き合いに忙しくて、片付ける時間が作れない
…こんなところでしょうか?
現実に、毎日の片付けの10〜20分が捻出できないという方もいらっしゃるでしょうし、何をする気にもなれないという方もいらっしゃるでしょう。
本当にお気の毒だと思います。
しかし、汚部屋やゴミ屋敷レベルにまでなってしまうのは、何としてでも阻止したいものです。
業者に頼んででも一旦リセットすれば、意欲も湧いてくる可能性もありますし、工夫して毎日の片付けの10〜20分を作る気持ちになれるかもしれません。
大変なお気持ちはわかりますが、10分なら捻出できるかも、と思いませんか?
4、片付けを面倒だと思ってしまう
面倒だと思って片付けないでいると、週末が片付けで終わってしまうほどの状態になってしまうかもしれません。
放置すれば放置するほど、面倒なレベルが上がっていきます。
マメにやることが、もっとも面倒でない方法であることを再認識してください。
そこそこに片付いていれば、けっこう気持ち良いですよ!
5、完璧に片付けようと思いすぎている
モデルルームのようなリビングにしたい。友達に「素敵な部屋だね」と言ってもらえるような部屋にしたい。
そのためには、今日ちょっと片付けるぐらいでは変わらないから、今度しっかり時間を作って片付けよう!
そんな風に、片付けを先延ばしにしていませんか?
片付けの一番の目的は、暮らしやすくすることです。
私見ですが、モデルルームのようなリビングは使いにくいですし、そこそこ片付いて清潔なら、友達もくつろいでくれると思います。
完璧を求めないで、片付け始めてみましょう。
それが、いつか完璧にするためのはじめの一歩です。
(私は、完璧でなくて全然問題ないと思っています。)
6、一気に片付ける方が効率が良いと思ってしまう
ちょこちょこ片付けるなんて性に合わない、今度どーんと片付けようなんて理由をつけて、先延ばしにしていませんか?
どーんと片付ける日は、本当に来るのでしょうか。
それは、ひょっとしたら片付けない理由を探しているだけかもしれません。
先延ばしにしていると、どーんと片付ける日の大変さが、どーんと重くのしかかります。
要注意です。
7、「出したらしまう」ができていない
「出したらしまう」という根本的なことができていないと、当然散らかります。
なぜ「出したらしまう」ができないのでしょうか?
ここでは、気持ちの問題ではなく、物理的な問題に焦点を当ててみます。
・収納場所に物が一杯詰まっていて、しまいにくい
・物の置き場所が決まっていない
・収納場所が遠い
・収納場所が少なすぎる、または物が多すぎる
端的に言うと、片付け方が良くないから「出したらしまう」ができないということです。
正しい片付け方をすれば、「出したらしまう」も習慣にしやすくなります。
8、物を買いすぎる
物をたくさん買い、そして、捨てなければ物は増える一方です。
収納が一杯になり、いずれは床にも物を置いてしまうかもしれません。
物を買う量を減らし、ある程度いらない物を処分しなければ、なかなか部屋は片付きません。
9、その都度、ゴミの分別ができていない
ゴミの分別をするのは、ゴミ出しの時だと思っていませんか?
たかがゴミの分別も、溜めてしまうと面倒になります。
ゴミが出た都度、分別しておき、ゴミ出し当日はゴミ袋の口を縛って出すだけ、という状態にしておきましょう。
そこまでやっておけば、出すのが面倒になってゴミ出しをパスしてしまう、というリスクを減らすことができます。
10、家族が散らかしてしまう
家族が片付けられない人で散らかし放題にする、といったケースが一番やっかいです。
自分のことだけなら自分が変われば解決できますが、片付ける気もない人の意識を変えるのは、なかなか難しいと言わざるを得ません。
解決するには、次のような方法が考えられるでしょう。
・話し合う
・ゴミ屋敷の動画などを見て、一緒に考える
・各人のスペースをエリア分けし、お互いのスペースには侵食しないよう取り決める
いずれの方法も困難を伴うとは思いますが、まずはあなたのスペースを大切にするところから始めてみてはいかがでしょうか。
まとめ
片付けできない理由は、人それぞれで、本当に解決が難しい場合もあると思います。
しかし、大半の場合は、できない理由を探しているだけとも思えます。
私も、何か新しいことを始めようとする時、できない理由を探してしまいます。でも、始めてみると案外たいしたことはないものです。
片付けが大切だと思うなら、他の何かをちょっとだけ我慢して始めてみましょう!
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