今回ご依頼くださったのは、建物の老朽化による取り壊しに伴い、退去が必要になったお客様です。
管理会社から退去に関する連絡を受け、室内の片付けが必要になったものの、3部屋はいわゆるごみ屋敷状態。ご自身では手をつけられない状況となり、公式LINEからご相談をいただきました。
お客様はお仕事の都合でお忙しく、退去日も迫っていたため、できるだけ早い見積もりをご希望でした。
そこで今回は、鍵をポストに入れていただき、立ち会いなしで現地確認を行いました。
この記事では、立ち会いなしの見積もりから作業完了まで、退去期限が迫った3DKのごみ屋敷を追加費用なしで片付けた事例をご紹介します。
- この記事でわかること
- 立ち会いなしで見積もりする際の注意点
- 退去期限が迫ったごみ屋敷片付けの進め方
- 追加費用なしで対応できた理由
立ち会いなしで見積もりをする場合の注意点
今回のように、お客様が不在の状態でも見積もりを行うケースはあります。
ただし、立ち会いなしで現地確認をする場合には、いくつか注意していただきたい点があります。
まず、貴重品は室内に置かないようにしておくことが大切です。
後から「なくなった」といったトラブルを避けるためにも、現金・通帳・印鑑・アクセサリー・大切な書類などは、事前に別の場所へ移しておくことをおすすめします。
また、床が傷んでいる場合も注意が必要です。
もちろん見積もりスタッフが飛んだり跳ねたりすることはありませんが、床材の劣化が進んでいる場合、通常の歩行でも床が抜けてしまう可能性があります。
床の状態に不安がある場合は、事前にその旨をお伝えいただけると、より安全に確認できます。
そして、残すものがある場合は、できるだけ詳しく共有していただくことがポイントです。
すべて処分する場合と、残すものが多い場合では、作業内容や見積もり金額に差が出ることがあります。
「どこに何があるかわからない」「記憶があいまい」という場合も、そのままお伝えいただければ大丈夫です。
今回はお客様に確認したところ、「すべて処分で大丈夫です」とご返信をいただきました。
見積もり時の室内の様子
アパートに到着後、まずは事前の打ち合わせ通りにポストを確認しました。

お預かりした鍵を持って2階へ上がり、お部屋の状況を確認していきます。
玄関を開けると、入って左側の部屋は荷物が多く、扉が完全には開かない状態でした。
少しだけ扉を開けて中を確認すると、一か所に山のように積み上がっているというよりも、部屋全体に物が積み重なっているような状態でした。
通路にある収納棚も荷物で埋まっており、見える範囲が限られていました。
キッチン周辺も腰の高さほどまで物が積まれている状態で、奥の部屋も扉が完全には開きません。
のぞき込むと、こちらも同じように多くの物が積み重なっていました。
見えていない部分が多く、正確な物量を把握しにくい現場ではありましたが、これまでの経験から、十分な人数を投入すれば数日で対応できると判断しました。
ただし、袋に入っているものの中身が、可燃ごみ・不燃ごみ・資源ごみなど混在している状態だったため、再分別が必要になることも見積もり時にお伝えしました。
今回は、見えていない部分も加味した金額として、54万円でご提示。
お客様からは「もっと高いと思っていました。それでお願いします」と、すぐにご成約をいただきました。
また、「できるだけ早い方が良いので、明日からお願いできませんか?」とのご希望もありました。
翌日から大人数を確保することは難しかったため、まずは2名体制で作業を進め、週末に人数を増やして一気に進める形で調整しました。
こちらの都合で作業日数が増える場合でも、見積もり金額がその分上乗せになることはありません。
作業開始後に判明した想定外の一部屋
作業初日は、通路部分とキッチン部分を中心に片付けを進めていきました。
作業を進めていくと、荷物に隠れていた扉が見えてきました。
「収納であってほしい……」
そう思いながら扉を開けて確認すると、そこにはもう一部屋ありました。
今にして思えば、たしかにお客様は最初から「3部屋」とおっしゃっていました。
こちらがダイニングキッチンを1部屋として数えてしまい、現地確認時に奥の一部屋を確認しきれていなかった形です。
この点については、すぐにお客様へご連絡しました。
確認しきれていなかった部屋があったことをお伝えし、そのうえで金額の変更はないこと、ただし予定より作業日数がかかる可能性があることをお伝えしました。
するとお客様からは、「説明不足ですみません。日数は延びても問題ありません」とご理解をいただきました。
物量が多いお部屋では、扉や収納、通路が荷物で隠れてしまい、見積もり時にすべてを完全に確認できないことがあります。

だからこそ、作業中に想定外のことが判明した場合は、すぐに状況を共有し、できる限りお客様に不安が残らない形で進めることを大切にしています。
袋詰めされたごみは、作業に時間がかかることもあります
今回のお宅では、多くの物がすでに袋に入った状態で積み上げられていました。
一見すると、袋詰めされている方が運び出しやすいように思われるかもしれません。
しかし、袋の中身が可燃ごみ・不燃ごみ・資源ごみなど混在している場合は、一度袋を開けて再分別する必要があります。
そのため、袋に入っていない状態よりも時間がかかることがあります。
今回も、袋の中にさまざまな物が混ざっていたため、ひとつずつ確認しながら分別を進めました。
また、袋の中や絨毯の上には小銭も多く含まれていました。
小銭を拾いながらの作業となったため、通常よりも時間はかかりましたが、処分してしまわないよう丁寧に確認しました。
最終的にはバケツの6割ほどの量になり、金額にして3万円近くありました。
4日間で延べ13名の作業に
最初の2日間は、2名体制に加えて午後から半日の運搬増援を入れ、まずは部屋の中から少しでも物を減らすことに集中しました。
3日目は2名で作業を行い、最終日は6名を投入して一気に完了を目指しました。
最終日は15時過ぎには分別作業が終わり、残った時間で簡単な掃き掃除まで行いました。
結果として、4日間で延べ13名での作業となりました。
当初の想定よりも人員と時間はかかりましたが、分別をしっかり行うことで処分量を抑えることができ、追加費用なしで対応することができました。
今回の処分量
今回の片付けで処分した量は以下の通りです。

可燃・不燃ごみ1,790kg、雑誌780kg、ダンボール100kg、布類160kg、ペットボトル120kg、金属類50kg、冷蔵庫1台、テレビ4台、洗濯機1台、エアコン2台
かなりの物量でしたが、分別を丁寧に行いながら、順番に搬出を進めました。
また、バケツに入れた小銭や発見した貴重品は、処分せずに押入れへまとめておきました。
作業完了後のお客様の声
今回はお客様の立ち会いがなかったため、作業完了後に室内の写真をお送りしてご報告しました。

すると、お客様からは、
「どうしようかとずっと悩んでいましたが、頼んで正解でした」
とのお返事をいただきました。
また、
「追加費用も覚悟していましたが、追加なしで対応してくださりありがとうございます」
ともおっしゃっていただきました。
退去期限が迫っている中で、室内の物量が多く、ご自身ではどうにもできないと悩まれていたお客様にとって、無事に片付けが完了したことで安心していただけた事例でした。
退去前のごみ屋敷片付けもご相談ください
建物の取り壊しや退去に伴う片付けでは、期限が決まっていることが多く、早めの対応が必要になるケースがあります。
「物が多すぎて自分ではどうにもできない」
「退去日が迫っていて焦っている」
「立ち会いできないけど見積もりしてほしい」
「すべて処分したいけど、どこから手をつければいいかわからない」
このような状況でお困りの方は、まずは一度ご相談ください。
状況を確認したうえで、作業日数・必要な人数・費用についてご案内いたします。
鍵をお預かりしての作業や、作業完了後に写真でご報告することも可能です。
また、公式LINEから写真を送っていただければ、確認できる範囲で概算金額をご案内いたします。
写真だけで判断が難しい場合は、無料で現地確認にも伺っています。
※掲載している画像は、実際の現場写真ではなく、記事内容をもとに作成したイメージ画像です。





