「主人が亡くなって、遺品整理を考えています」
今回ご相談いただいたのは、ご主人様の遺品整理を進めようとされていたお客様です。
お話を伺うと、以前YouTubeでトントンの動画をご覧いただいたことがあったそうです。
「昔YouTubeでトントンさんを知って、いつか頼みたいと思っていました。整理する気になったので、一度見に来ていただけますか?」
ありがたいことに、その時の記憶を頼りにお問い合わせくださいました。
遺品整理は、思い立ったからといって、すぐに進められるものではないことがあります。
気持ちの整理がつくまで時間がかかることもありますし、何から手をつければいいのか分からず、そのままになってしまうこともあります。
今回のお客様も、ご自身でこまかい物は少しずつ整理されていました。
その上で、大きな家具や重たい物など、ご自身だけでは動かすのが難しい物を中心にご相談いただきました。
見積もりとは、ただ金額を出すだけの時間ではありません。
お話を伺い、実際の物を確認することで、
「これは買取やリユースできそう」
「これは解体して運んだ方が安全」
「この順番で進めると無理がない」
といったように、お客様に合った片付け方をご提案することができます。

今回も、まさにそうしたご相談でした。
最後に残った大きな家具
お宅は、2階建ての一軒家。
あらかじめ不用品リストを作ってくださっていたので、見積もり時の確認はとてもスムーズでした。
処分を希望されていたのは、婚礼ダンス、和タンス、棚、テーブル、テレビ台、大型家電など。
こまかい物はご自身で整理されていたため、今回の中心は「大きい物」「重たい物」「運び出しが難しい物」でした。
遺品整理というと、家の中を丸ごと片付けるイメージがあるかもしれませんが、実際には、そういったケースばかりではありません。
思い出のある物はご自身で確認したい。
小さな物は少しずつ自分で整理したい。
でも、大きな家具や家電は自分ではどうにもできない。
そういったご相談もあります。
ここで大切なのは、「全部自分でやる」か「全部業者に任せる」かの二択で考えすぎないことです。
現場の状況やお気持ちに合わせて、どこまでご自身で進めて、どこから業者に任せるのかを一緒に考えることもできます。
処分以外の選択肢
見積もりで1点ずつ確認していると、状態の良い七輪が出てきました。
お客様に伺うと、1回しか使われていないとのこと。
状態を見る限り、そのまま処分してしまうには少しもったいない物でした。
そこで、
「まだ使えそうな物は、買取かリユースにまわしましょうか?」
とご提案しました。
するとお客様は、
「誰かに使ってもらえるなら、その方がいいです」
とおっしゃいました。
もちろん、すべての物に金額がつくわけではありません。
年式や状態によっては、買取が難しい物もあります。
それでも、実物を確認することで、処分だけではない選択肢を見つけられることがあります。
今回、買取対象になったのは、七輪、運動器具、薪割り用の斧、テレビなどです。
薪割り用の斧は、ご主人様が薪を割るために購入されたものの、あまり使う機会がなかったそうです。
運動器具も、購入されたものの使用機会は少なかったとのことでした。
どれも年式の古い物だったため、高額買取にはなりませんでしたが、合計で4,000円の買取となりました。
金額だけを見れば、大きな金額ではないかもしれません。
ただ、処分するしかないと思っていた物に、別の行き先が見つかることがあります。
そこに、現地で確認する意味があると思っています。
特にテレビなどの家電リサイクル対象品は、処分する場合にリサイクル料金がかかります。
処分する物、買取できる物、リユースできる物。
それらを見極めながら進めていくことで、片付けの進め方は変わります。
婚礼ダンスは解体して搬出
作業当日は、お客様が車庫を開けてくださっていたため、トラックを敷地内に停めて作業を行うことができました。
まず取りかかったのは、婚礼ダンスです。

婚礼ダンスはサイズが大きく、重量もあります。
窓から搬出できる位置ではありましたが、そのまま出そうとすると、壁や窓枠に当ててしまう危険があります。
そこで、ネジを外してパーツごとに分解し、1つずつ安全に運べる重さにしてから運び出すことにしました。
大きな家具は、力だけで何とかするものではありません。
どこから出すのか。
そのまま運ぶのか、解体するのか。
壁や窓に当てずに運べるか。
何人で作業すれば安全か。
こうした判断によって、ご自身では動かせない家具も安全に運び出すことができます。
婚礼ダンスが終わったら、和タンスや棚も順番に積み込みました。
続いて、2階へ移ります。
2階にも棚、テーブル、テレビ台、大型家電などがありました。
2階から大きな物を降ろす作業は、見た目以上に注意が必要です。
階段の幅、曲がり角、壁との距離、持ち替える位置。
少し角度を間違えるだけで、壁や手すりに当たってしまうことがあります。
そのため、1点ずつ向きや持ち方を確認しながら、慎重に降ろしていきました。
車庫の収納スペースにも不用品があったので、そちらもあわせて搬出します。
なお、今回はタイヤもありましたが、この地域ではタイヤを家庭ごみとして処分場に持ち込むことができないため、対象外となりました。
ご自身で処分される場合は、車屋さんやタイヤ販売店などに相談してみるのがおすすめです。
こうした「これはどこで処分できるの?」といった疑問も、片付けを進めていく上では避けて通れないことがあります。
そういった点も、見積もりに伺うことでアドバイスすることが可能です。
2回に分けて運搬
今回は物量があったため、処分場へ運ぶ物と、買取・リユースのために持ち帰る物を分けて運搬しました。
まずは処分品をトラックに積み込み、処分場へ向かいます。
処分場に到着したのは午前11時ごろ。
週明けということもあり、かなり混み合っていました。
荷下ろしが終わったのは午前11時半ごろです。
その後、少し早めの昼休憩を取り、再びお宅へと戻りました。
2回目は、まとめておいた買取品・持ち帰り品を積み込み、13時半ごろに完了。
最後にお客様と一緒に室内を確認し、ご精算となりました。
作業後に見えた笑顔
お見積もりの時、お客様は少し緊張されているようにも感じました。
ご主人様の遺品整理です。
簡単に気持ちを切り替えられるものではなかったと思います。
こちらから深くお聞きすることはありません。
ただ、ひとつひとつ確認しながら進める中で、お客様にとって大切な整理の時間なのだと感じていました。
作業後、最後の確認をしていただいた時、お客様が笑顔で、
「ありがとうございました」
とおっしゃってくださいました。

遺品整理は、物を片付けたからといって、気持ちまですべて整理できるわけではありません。
それでも、
「これは処分でいい」
「これは誰かに使ってもらえる」
「これで部屋がスッキリした」
そうやって一つずつ片付け方が決まっていくことで、少し前に進めることがあります。
今回の作業も、ただ不用品を運び出すだけではなく、お客様にとって無理のない整理の方法を一緒に決めていく時間だったように感じます。
今回の作業内容
作業人数:2名
作業時間:7時間
処分量:可燃・不燃あわせて380kg
買取品:七輪、運動器具、薪割り用の斧、テレビ1台など
買取金額:4,000円
ご請求金額:103,400円(税込)
遺品整理で迷ったら
遺品整理の進め方は、お客様によって異なります。
どの方法がベストなのかは、現場の状況やお客様のお気持ちによって変わります。
「まだ全部片付ける気持ちにはなれない」
「何を処分していいか迷っている」
「大きな物だけでも相談していいのか分からない」
「できるだけ費用を抑えたい」
「使える物は捨てずに活かしたい」
まだ何も決まっていなくても大丈夫です。現場を見てお話を伺うことで、今の状況に合った整理の進め方をご提案できます。
遺品整理、家財整理、大型家具の処分でお困りの際は、お気軽にご相談ください。
費用のことも、作業の進め方も、ご相談は無料です。
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もちろん現地確認も、無料で行っています。
※掲載している画像は、実際の現場写真ではなく、記事内容をもとに作成したイメージ画像です。





