「新しい家が完成するまでの数か月、知人の空き家を借りて暮らすことになった。家の中に残っている不用品を片付けてほしい」というご相談をいただきました。
このように「家の所有者」と「片付けを依頼する方」が違うケースでは、通常の不用品処分以上に注意しておきたい点があります。
今回の作業を振り返りながら、ご依頼前に確認しておきたいポイントをご紹介します。
家主と依頼者が違うときに、最初に確認すべきこと
自分の家を片付けるなら、「これは要る」「これは処分していい」とその場で判断できます。
しかし家主様と依頼者様が違う場合、依頼者様には不用品に見えても、家主様にとっては残しておきたい物かもしれません。
そのため、作業前に次の3点を確認しておくことをおすすめしています。
・残しておく物があるか
・事前に取り除いておく物はないか
・「ここは触らない」という場所はないか
特に長期間空き家だった場合、収納や箱の中身が誰にも把握されていないことは珍しくありません。
「ほとんど処分して大丈夫」と言われていても、後のトラブルを避けるために事前確認は欠かせません。
平屋3部屋を確認してお見積もり
建物は平屋で、当初のご相談は3部屋分の不用品処分でした。
話を伺いながら確認すると、大きな家具を含め、残す物と処分する物はある程度仕分けされていました。
事前に仕分けがされていると、作業範囲や物量を把握しやすく、必要な車両も判断しやすくなります。
また、今回は道路事情にも制約があり、家の前の道幅が狭く中型トラックでは進入できませんでした。
「小型トラックで何度も往復する」「中型トラックを離れた場所に待機させて積み替える」といった方法もありますが、現場の状況を踏まえ2トンのショートトラック1台で対応することにしました。
3名で作業開始。まずは大きな家具から搬出
作業当日は3名でスタート。
まずタンスなど大きな物から運び出しました。

限られたトラックで効率よく進めるため、積み込める分をまず満車にして処分場へ運搬し、残ったスタッフは分別・袋詰めを継続する流れです。
不用品処分は「トラックに積めば終わり」と思われがちですが、実際の現場では、運び出し以上に分別作業に時間がかかることも少なくありません。
そして今回、その分別作業をしていたからこそ見つかった物がありました。
不用品と聞いていた箱から、古いお札と古銭を発見
事前に処分対象と伺っていた箱の中身を、一つずつ確認しながら分別していると、古いお札と古銭が出てきました。
休憩のタイミングで依頼者様へお渡しし、家主様へお戻しいただきました。
片付けをしていると、現金・通帳・印鑑・貴金属・写真・へその緒など、思いがけない場所から大切な物が出てくることがあります。
だからこそ、丁寧に分別することには大きな意味があると考えています。
なお、「運び出しと分別だけ依頼し、処分できる物は自分たちで対応する」という進め方も可能です。
一括処分だけでなく、状況に合わせて方法を考えることで、依頼者様の負担を減らせる場合があります。
作業途中で「外の物置もお願いしたい」と追加のご依頼
作業中、「外の物置の中もお願いできますか」と追加のご相談をいただきました。
確認すると、物置というよりかなり大きな倉庫で、中の段ボールには細かい物が多く、これも一つずつ分別が必要な状態でした。

当初の3部屋分に加えてこの物量となると、作業時間・処分費ともに当初の見積もりを超えることが見込まれました。
そこで一旦作業の手を止め、お客様へ、倉庫分については追加の処分費用が発生すること、また物量によっては作業が当日中に終わらない可能性があることをご説明し、ご了承をいただきました。
また、分別作業に時間がかかるため、運搬まで手が回らなくなると判断し、午後から運搬担当として1名の応援スタッフを手配しました。
無理に1日で終わらせず、後日改めて作業
倉庫内の物は、使用していないスペースへ運び出して分別を進めました。
作業を進めるうちに、このまま当日中に終わらせようとすると、一つひとつの確認が十分にできなくなる可能性があると判断しました。
改めてお客様に状況をご説明し、残った作業は後日改めて行うことになりました。
追加分の処分費のみご負担いただき、倉庫の物量を十分に把握しきれなかった部分もあったことから、延期にともなう人件費については、追加費用なしで対応しました。
後日、残った不用品をすべて処分
後日、改めて2名で現場へ。
前回までにある程度の分別は済んでいましたが、追加でご依頼いただいた倉庫の中には、細かな物が多く残っていました。
一つずつ分別しながら作業を進め、処分場へ運搬しました。
最終的には、室内3部屋と倉庫内の不用品をすべて片付け、作業完了となりました。

今回の作業内容
■作業人員
1日目:3名+応援1名・2時間
2日目:2名・半日
■処分量
可燃・不燃:1,380kg/ダンボール:40kg/布類:65kg
■ご請求金額
187,000円(税込)
※不用品の量や種類、搬出環境、作業人数などによって料金は異なります。
まとめ:家主と依頼者が違う片付けこそ、事前確認と丁寧な分別を
知人の家を一時的に借りるため、親族の家を整理するため、空き家を使える状態にするため——こうした事情で、家の所有者と依頼者が違うケースは少なくありません。
大切なのは、単に家を空にすることではなく、何を残すかを事前に確認し、処分する物も一つずつ分別しながら進めることです。
今回も、不用品として扱う予定だった箱の中から古いお札や古銭が見つかりました。
一度処分した物は、後から取り戻せません。
残す物と処分する物が混在している家や、どこから手をつければいいか分からないほど物量が多い家でも対応可能です。
「全部捨てたいわけではない」
「自分の家ではないので、どこまで処分していいのか分からない」
「残す物と不用品が混在していて、自分たちでは整理できない」
そういった方は、ぜひ一度ご相談ください。
お電話はもちろん、公式LINEから写真を送っていただければ、概算の見積もりをお出しすることも可能です。
また、現地へお伺いし、残す物を確認したうえで、分別・搬出・処分まで状況に合わせた方法をご提案します。
※掲載画像は実際の作業写真ではなく、記事内容をもとに作成したイメージ画像です。





