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2021-01-15

ときどき営業日誌|7年間空き家状態だった実家の片付け

営業の高橋です。

知り合いの解体業者さんから「解体予定のお宅に、まだたくさんモノがあるので片付けの見積もりをしてほしい」という連絡が入りました。

今回は、7年間空き家状態だった実家の片付けの様子をご紹介します。

1階を片付けている岡本と白井の様子

お見積り

ご依頼主様は、ゼネコン一筋で勤め上げた90歳の男性で、見積りには立ち会われないため、代行で解体業者さんがカギを開けてくれました。

お宅は築47年で、2階建ての5DK。ご両親がお亡くなりになった後は、お姉様が一人でお住まいでしたが、7年ほど前に施設に入られてからは、ずっと空き家状態になっていたそうです。

施設に入られたとしても、なるべく家はそのままにしておいてあげようと思っていらっしゃった7年間だったでしょうし、今回の解体のご決断にも、いろいろな思いが交錯したはずです。

・・・

まずは、1階のお部屋を拝見すると、タンス4棹、仏壇、本棚がありました。

片付け前の1階のお部屋の様子

タンスは、1階2階合わせて全部で9棹ありました。大物家具が多めなのは、やはり、実家ならではの感じがします。

キッチンの収納には、食器類がいっぱい詰まっており、床にも少しモノが置いてありました。

片付け前のキッチンの様子

お正月やお盆に集まるご家族やお友達のために、きっと、たくさんの食器が必要だったのだと思います。

階段を上がってすぐのところには、ダンボールが積んであり、通路が少し狭くなっていました。

階段を上がってすぐダンボールが山積みになっている様子

崩れてきたら危ないかもと思いましたが、ほとんどが空箱でした。

押し入れには、布団がたくさん入っていました。子どもさんやお孫さんが遊びに来た時のために取っておいたのでしょうか。

片付け前の2階の押し入れの様子

手前の部屋には、ほとんどモノがありませんが、奥の部屋にはタンス3棹と収納ケース、ダンボールが10箱ほど置いてあります。

片付け前の2階のお部屋の様子

2階は長いこと使われていなかったようで、ちょっとした物置代わりにしていたのかもしれません。

・・・

現地での確認が終わり、見積金額を提出するためにご依頼主様のお宅に伺ったところ、ご夫婦そろってお出迎えくださいました。

「着物なども基本的に全部処分して大丈夫。母がいた頃の荷物もあり、妻と大事そうなモノは探し出したけど、もし、めぼしいモノが見つかったら取っておいてほしい。」とのことでした。90歳でいらっしゃるのに、大切なものの探し出しまでなさったなんて、本当にお元気です。

作業内容は不用品の分別と処分。解体のため掃除はなしということで、ご成約いただきました。

ご依頼主様の立ち合いはなく、カギをお預かりして作業する予定です。

2階の片付け【印象的なシーン】

ある程度はご依頼主様がチェック済みですが、大切なものを見逃さないように周知徹底し、1階と2階の二手に分かれて作業を始めました。

まずは、階段上がってすぐのダンボールを片付けて、動線を確保します(写真中央奥)。

2階のダンボールを片付けている竹内の様子

ほとんど空っぽのダンボールだったので、あっという間に片付きました。どこを先に片付けたら良いのか、ちょっと考えながら仕事をするだけで、安全性も効率も格段にアップします。

次は、廊下の押し入れです。毛布や布団をどんどん袋に詰めて運び出します。

押入れの布団を片付けている竹内の様子

他にも、食器や湯飲み茶碗、調理道具、鳥カゴといろんなモノが出てきましたが、1時間ほどで片付きました。

続いて和室に移動し、上を見上げると、レトロなブリキの衣装ケースがありました。

レトロなブリキの衣装ケースが積まれたタンスの様子

このように上に積んでおくと、角がとがっている分、ちょっと怖い感じがします。保管するなら、下に置いた方が安全ですね。

このブリキの衣装ケースは、古いお宅で見ることが多く、鉄としてリサイクルできます。

おっと!床の間の天袋から、古い雑誌が出てきました。

天袋から古い雑誌を発見した竹内の様子

なんと、なんと、51年前のマーガレットです。

昭和44年に発売されたマーガレット

可愛い表紙!30冊近くありましたが、いらないとのことだったので、全部いただいてきました。

岡本太郎のグラスも発見。

岡本太郎のグラス

実家の片付けは大変ですが、懐かしいモノや珍しいモノが見つかると、テンションが上がります。

ほぼ分別が終わったので、照明器具の取り外しと荷物の運び出しを行いました。

照明を外している竹内の様子

サッと掃き掃除をして完了です。

2階のホウキがけをしている竹内の様子

ここまでで約4時間。アフター画像をご覧ください。

【2階の360°アフター写真】(Internet Explorer 、一部のスマホで見ることができない場合があります)

玄関、1階の部屋の片付け【印象的なシーン】

玄関と室内に分かれて作業開始です。

1階を片付けている岡本と白井の様子

封筒に入った書類がたくさんあったので、チェックに時間はかかりましたが、ここは手抜き厳禁です。

現金、印鑑、商品券、権利書などが見つかりました。

1階で権利書を発見した岡本の様子

宝石の鑑定書もあったので、実物が出てくるかも・・・とドキドキしましたが、残念ながら見つかりませんでした。

アルバムが何冊も出てきました。他の写真と一緒にまとめておきます。

たくさんのアルバムを運んでいる岡本の様子

昔懐かしい火鉢が出てきました。

階段下の収納から火鉢を発見した様子

キッチンの片付け【印象的なシーン】

さて、キッチンを片付け始めます。

キッチンを片付けている竹内の様子

たくさんの陶器が出てくるのは、実家あるあるです。

1つずつ紙で包まれた丼も丁寧に分別します。

紙に包まれた丼を分別する中野の様子

キッチンの棚の中に・・・まさかと思うような場所から結婚式の写真が出てきました。

キッチンで結婚式の写真を発見した竹内の様子

よけておいて、ご依頼主様にお渡しします。

自家製の梅酒が出てきました。これも実家の片付けでは、よく見ます。

キッチンで梅酒を発見した安永の様子

キッチン完了時の様子です。

キッチンの片付け完了時の様子

片付けを終えて

片付けが終わった翌日のことです。請求書と一緒に、作業中に見つかったアルバムや小銭などを持って、ご依頼主様のお宅にお邪魔しました。

すると、ご依頼主様も、ちょうどご実家から戻ってみえられたところでした。ナイスタイミングです。

「きれいにしてくれてありがとう、写真もすまんかったね」

ねぎらいのお言葉をいただき、ほっとしたのも束の間。隣にいらっしゃった奥様が、おっしゃいました。

「そんな写真とか捨ててくれても良かったのに」

ドキッ!

もちろん処分することもできますが、ご夫婦で相談した結果、お受け取りくださいました。

そのあと、ご依頼主様が要職として携わった誰もが知っている施設の建設の話もお聞きするなど、少し長居をしてしまいましたが、楽しいひと時でした。

帰り際には、奥様が玄関まで見送ってくださいました。

「私も残る人のことを考えて自分の家の中を片付けている。タンスも服なんかも娘たちは一つもいらないと言っているから、積極的に減らしている。持ってきてくれた写真も一通り見たら処分するように説得するかな。誰かわからない人の写真を残されても、後の人が困るだけだからね。」

「これから義理の姉の介護保険手続きに行かないかん。あの人はなんにもできないから」と微笑んでいらっしゃいました。

おそらく半世紀を超えて連れ添ったご夫婦です。きっと、私には想像もできない深い絆があるんだろうなと思いました。

・・・

シニア情報紙『ローズ』に、実家の片付けというテーマで書いた記事です。

中日新聞朝刊折込 シニア情報紙『ローズ』2020年3月号の写真

よろしかったら次のブログもどうぞ。

ときどき営業日誌|義理のご家族宅の片付け_ご依頼主様の思いに触れて

ときどき営業日誌|別居していた親の家の片付け

「note」を更新しました

コロナ禍で気軽に出かけられないストレスフルの状況でも、できるだけ人生を楽しむうまい方法はないものでしょうか。

今日は「0メートルの旅」という本をヒントに、人生という旅について、ゆる~く考えてみました。

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コメント10件

 りさ | 2021.01.15 9:13

おはようございます٩(*´꒳`*)۶

ブリキのケースに火鉢に同じ物?ってのが祖父母の家から実家に持ってきていたので何だか懐かしい。

火鉢はいつの間にか無くなったけど、ブリキのは今は無いからと母が残していたような…

あるとしたら、父の部屋の押し入れが1番怪しい。

こうやって少しずつ懐かしい物が消えて行く寂しさと共に、色々な思いをくみ取りながら片付けをして下さるトントンさんは素敵だなぁって思います。

 片付けトントン | 2021.01.15 13:41

りささま。
スタッフの小田です。いつもありがとうございます。

ブリキのケースって、頑丈なので長持ちしますし、見た目もレトロでお洒落だから取っておきたくなりますよね!
今後もお客様にご満足いただけるよう、さらに精進してまいります。

コメントありがとうございました!

 ささのは | 2021.01.15 12:49

更新ありがとうございます。
実家あるある・・大量の寝具、大量の食器、梅酒、梅干し、なーんかわからない保存瓶に入ったもの(‘_’) これらとは私も格闘しました。
でも。トントン様に励まされて何とかなりました。
今年の課題は写真(アルバム)です。これがなかなか悩ましいのです、悩みます。

天気の良い日は陽射しに春を感じますが、まだまだこれから厳しき時。ご自愛ください。

 片付けトントン | 2021.01.15 13:41

ささのはさま。
スタッフの小田です。いつもありがとうございます。

写真は本当に悩ましいですよね。課題がうまく解決できますようにと、陰ながら応援しています!
日中はやや暖かいですが、朝夕はまだまだ冷え込む今日この頃。ささのはさまも、どうかご自愛ください。

 岡由美子 | 2021.01.15 21:50

こんばんは。
立派なお家ですね。
解体してしまうのが
勿体ないですが、
仕方ないですね。。。

マーガレット❤️
懐かしい~。

やっさんと中野さん
見れて 嬉しいわ~❤️

 片付けトントン | 2021.01.16 6:48

岡由美子さま。
部長の森です。
私の実家も解体をする時、なんとも切ない気持ちになりました。
古い雑誌やマンガは、なかなか味わい深いですね。

コメントありがとうございました!

 みやもり | 2021.01.16 0:40

こんばんは‼️いつも動画、ブログ、note楽しく拝見しています。実家の片付け、ここ数年頭のすみにいつもある懸案です。まだ兄が独り暮らしをしており、私は嫁いで出た身なので手出し出来ませんが、兄一人では出来ないのは分かっているので、どのタイミングで、その時私自身対応出来るのだろうかと少し不安です。亡くなった大好きだった祖母や母の衣類や荷物もそのまま。出来たら大切にとっておきたくなるものもあるかもしれないし。
 でも今回のブログで写真を廃棄しても良かったのに…と言われたご依頼者様の言葉で『いずれは何処かでケジメをつけておくべき』とも感じました。物は失くなっても大切な想いをちゃんと抱き続け、子どもたちにも繋いでいけば良いのかなと考えさせられました。
 まだまだ油断出来ない感染や寒さ等々、皆様くれぐれも気を付けて頑張ってください。

 片付けトントン | 2021.01.16 7:19

みやもりさま。
部長の森です。動画やブログをご覧いただき、ありがとうございます。

実家の片付けで何を取っておくのか、処分するのかは、なかなか簡単に割り切れるものではありませんよね。
私も実家を解体する時に、たくさんのものを処分しましたが、アルバムだけは全部残しておきました。でも、時が来たら処分しようと思っています。

お兄様が暮らしていらっしゃるご実家とのこと。どの時点で片付けるのかは、本当に難しいと思います。「一旦片付けて暮らしやすいお家にしよう」などなど、お兄様も納得できる理由が見つかるといいですね。

みやもりさまもご無理なさいませんように!どうかご自愛ください。

 てんまろん | 2021.01.17 23:50

いつも、YouTubeやブログを楽しく拝見させて頂いております!

先月末に、自分の母が亡くなりまして、ただ今、実家の片付け真っ最中でして……
今回のブログを読んでいたら、「梅干しのビン」やら「謎の液体の入ったビン」とあったので、あー!みんな一緒なんだー!あるあるなんだ〜!と、勝手に共感してました。
まさか、40歳で自分の母を見送るとは思ってもいなくて、いろいろな思い出達と格闘しながら片付けているところです。

これからも、あたたかさと思いやりいっぱいの、動画やブログ楽しみにしています!

 片付けトントン | 2021.01.18 9:17

てんまろんさま。
スタッフの小田です。

お母様がお亡くなりになったとのこと、謹んでお悔やみ申し上げますとともに心からご冥福をお祈りいたします。

私たちの動画やブログをご覧いただき、本当にありがとうございます。

遺品整理は何かと大変かと存じますが、あまりご無理をなさらないよう、ご自愛ください。
コメントありがとうございました。

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