片付け作業から会社に戻ると、スタッフは全員日報を書くことになっています。今日は、その中から印象的なエピソードを集めてみました。
ちょっぴり、自画自賛です。
2020年2月20日 他業者にだまされてしまったお客様
残念ながら、世の中には悪質な業者も存在します。お客様が、だまされてしまった時のことをお話しくださいました。
この前、別の業者に片付けてもらったが、まったく分別をせず、全部可燃にしていたので、心配になった。
作業が済んで帰っていったと思ったら、少したってからまた戻ってきて、「ゴミ処理場で降ろせなかった。これを処分したければ、追加料金をいただきます」と一方的に置いていってしまった。
ひどい話です。
作業後の掃き掃除も一切やらなかったとのことでした(ひょっとすると、掃除しない業者は、思ったよりも多いのかもしれません)。
・・・
今回の片付けトントンへのご依頼は、その業者が置いていった物、2階の押し入れの中の物の処分です。
他業者が置いていった物:ゴミ処理場で降ろせるように解体分別し、トラックに積み込みました。
2階の押し入れ:すべて処分してほしいとのことでしたが、中を拝見すると、トイレットペーパーなど、使える物がたくさんあったので、取っておくように提案しました。
不要品を運び出した後、清掃と残す物の整頓をして、押入れの中も完了です。
ご依頼にはありませんでしたが、2F~通路、玄関、犬走の清掃をしたところ「片付け業者には、こんなにサービスの違いがあるのか!トントンさんは良いですね」とおっしゃっていただけました。
2020年5月28日 物であふれた実家の片付け
お嬢様から実家の片付けのご依頼をいただきました。
お嬢様 VS. ちょっと頑固なお母様との緊張感あふれる会話に、最初から身の引き締まる思いがしました。実家あるあるです。
お母様の服が洋服掛けに収まりきらず、お部屋や廊下のいたるところに置いてありました。残念ながら現在の体形では着れない服も多いそうですが、「お気に入りなので取っておきたい」というお母様のご意向です。
そこで、「一番奥のお部屋(すでに物置になっている)を、衣装部屋にしてみては」と提案してみたところ、すんなりご了承いただけました。
善は急げです。
早速、物置部屋に服を移動して整理整頓したところ、お部屋をご覧になって、「お店みたい」と お母様。お嬢様にもご満足いただけました。
続いて、ベッド横のカラーBOX(貴重品が入っているらしい)をお嬢様が整理整頓しようと触った瞬間・・・
「そこは触らんでいい、大事なもんが入っとるで!」
ちょっと胸の鼓動が高まりましたが・・・ここは、お嬢様の提案が功を奏しました。
「貴重品やアルバムは、ベッド横の押し入れに入れたらどうかな? そうすれば、お母さんが見たい時、手を伸ばせばすぐに見れるよ」
素晴らしい対応です!
ちょっとしたアイデア、ちょっとした言い方の違いが、実家の片付けの成功のカギを握っているのかもしれません。
2020年6月5日 しつこいカビにお困りのお客様
リピーターのお客様から、「お風呂がカビで天井まで真っ黒になってしまった」とカビ取りのご依頼をいただきました。
「掃除しても、すぐにこうなってしまう」とおっしゃっていたので、サーキュレーターを使っての換気、定期的なアルコール消毒など、カビの発生を抑える方法をお話しました。
また、天井と配管との境目のコンクリートに穴が開いてしまっていたので、コーキング処理をしました。
作業完了時には「カビも綺麗にしてくれて、 穴まで塞いでくれてありがとう」とお喜びいただけました。
2020年5~6月 ゴミ屋敷になってしまった実家の片付け
約20日間にわたる生前整理でしたが、ご子息様のご家族には、土・日・祝日を中心に、何度も関東からお越しいただきました。本当にありがとうございます。
物が捨てられないお母様を、ご子息様が根気よく説得してくださったのも本当に助かりましたが、奥様やお孫様の機転も光る現場でした。
衣類を分別していた時のことです。
奥様 :「お母さん、この服いる?」
お母様:「それは何かあったら着るから、とっておく」
お孫様:「おばあちゃん、それ、私が着たいから頂戴」
お母様:「いいよ、あげる」
ご家族の温かな関係がステキですし、素晴らしいテクニックです。
その後、お孫さんはこっそり処分していらっしゃいましたが、いくらなんでも物が多すぎるので止むを得ません。おかげさまで、すいぶん処分できました。
長丁場でしたが、作業の進め方や物の配置など、常にお客様とご相談しながらの作業でしたので、お母様にも納得していただきながら進めることができました。
最後に、ご子息様には「あなたたちの仕事ぶりに大変満足です。ありがとうございました。また次の片付けでも、よろしくお願いします」とおっしゃっていただけました。
さらには、お母様からも「綺麗にしてくださってありがとう」のお言葉が…。感激もひとしおでした。
2020年9月16日 施設入所に伴う実家の片付け
お母様がお一人で暮らしていた戸建ての片付けを、お嬢様からご依頼いただきました。この後、施設に入所されるご予定です。
お母様も処分する決心はついていたのですが、次々と運び出される物を寂しそうにご覧になっていて、ちょっと切ない気持ちになりました。
庭の不用品を片付けている時のことです。
「隣から覗かれてしまう」
どうやら隣のアパートから、お母様の住んでいるお部屋が丸見えだったようで、物置にあった処分する予定のコンパネ(木の板)をフェンスに固定してみたら、「良い感じに目隠しになった」と喜んでくださいました。
作業完了時には、お母様から「綺麗になった。本当にありがとう」とのお言葉をいただけて、ほっとしました。
お心遣いに感謝します。
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どんな仕事でも、お客様からの「ありがとう」は、本当に心の支えになります。良い仕事をするのは自分のためでもある、とあらためて思いました。
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